以前、こりゃあおもろい、正月にブログに書こうと思いつつ忘却、やっと今日思い出したネタであります。
昭和30年末に鈴木出版から発売されたという怪獣かるた「ゴジラ」。
この読み札が、なかなか楽しいのであります。
「い」 いたぞ かいじゅう アンギラス。
「こ」 小林機 ゴジラのゆくてにさっとおり。
「ゆ」 ゆうゆうと こうあつせんを ふりちぎり。
この辺りは、ああ、まじめに考えておるなあ、と思われるのでありますが、
「さ」 さすがのライオンも 歯が たたず
「け」 警視総監 にがい顔
ああ、だんだん、考えるのに、飽きてきたよねえ……、それでもなんとかゴジラネタで持ち直すべく頑張ろうとするわけであります。
「や」 山根博士も びっくりぎょうてん
「め」 眼の色かえた 田所博士
ところが終いにはネタも気力も尽き、
「え」 えっ ガソリンタンクが ばくはつを
「あ」 あさひをうけて 北海丸
「ね」 ネオンまたたく 夜の大阪
とくにこの「ね」の読み札には、こんな仕事はやく片付けて、夜のネオンに繰り出したいぜと願う作者のしみじみとした心模様がにじみ出ており、好感が持てるのでありました。
写真は「み」 みのけもよだつ アンギラス
浅井代表の傑作であります。
>50mさん 今年はよい年でありますように。