カテゴリ:音楽話
本日は、自宅から徒歩で十数分の場所にある名門、東京女子大学へ。 比較文化研究所公開講演会「SPレコードを哲学する」を拝聴してまいりました。 定員五百名で、ざっと半分ほどは埋まっており、この手の講演会にしては盛況かと。 講師は同大学の黒崎名誉教授。 説明をされ、ご自身でレコード針を換え、蓄音機を回し、と大忙し。 1900年当時、音はすべてその場で消えてしまう存在であり、それを残すことができるレコードの発明は画期的であった。SPレコードは「音楽の最古の入れ物」であり、「過去のまま現在に出現する」魔法である(黒崎教授のお話とレジメから抜粋)。 リュシエンヌ・ボアイエの「聞かせてよ、愛の言葉を」が時間の都合上カットされたのは残念だったものの、レコードにまつわる逸話とともに実際にSPの音を楽しむことができ、最高の時間でありました。 SPレコードを哲学するパート2、心待ちにしております。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.25 23:00:09
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