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ふらりかずたま ひとり言 

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2008年08月08日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
グーグルの地図サイト上で、街頭の風景写真が手軽に見られる新サービス「ストリートビュー」が5日から国内で始まりました。東京、大阪、仙台、札幌など12都市について、画面のパノラマ写真を360度回転させながら「バーチャル散歩」できる機能です。
住所検索か地図上のポイントをクリックすると、グーグルが昨年から今年にかけて撮影した画像を無料で見ることができます。360度撮影できるカメラを搭載した車で公道を走り、編集したもの。通行人の顔は自動識別機能を使ってぼかし、表札や車のナンバーもたいていボカシが入っています。

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地図上の青い線をクリックすると「バーチャル散歩」ができる

テレビニュースで知って、さっそく試してみました。
なんと、なんと、自宅を出て会社に向かう母ちゃんがバッチリ写っています。コートにマフラーという身支度をしているので、今年2月ごろの撮影でしょう。顔にはボカシ処理がされています。撮影車が後ろから追い抜いて行った様子が判ります。(写真右肩)
これで、母ちゃんは世界デビュー! グーグルマップ日本語版を見ることの出来る人なら誰でも、母ちゃんの画像を手に入れることが出来るのです。すごい!!
それだけでなく、自分の会社や有名スポット、観光地や大阪の実家付近を検索してみましたが、簡単に「バーチャル散歩」できます。

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世界遺産・京都の東寺五重塔の周辺にも一っ飛び

自宅からの通勤風景、観光風景だから、こんな呑気なことを言ってられますが、現実にさまざまな問題が起こり始めています。
先に公開されて、各国が「軍事施設や政治の中心地がモロ見えだ」と削除を求めたりした「グーグル・アース」より、もっとリアルに街の景観がわかります。また、いくらボカシ処理したとはいえ、写り込んだ人物を知っている人が見れば、すぐに判明します。

道が細く、一軒の敷地が小さい日本家屋では、偶然写り込んでもリビングの中まで丸見えになっているケースもあります。また、街並みや各家の構造も明瞭です。空き巣狙いや押し込み強盗に利用される危険性はないのでしょうか?
また、テレビ・新聞で報じていましたが、ラブホテルに出入りする画像や、職務質問されている画像など、個人のプライバシーを侵す危険があります。

ima.jpg
ある都市の住宅地。居間の中まで見える

産経新聞では、この件について次のように報じていました。(抄録)
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■ラブホテルから芸能人の自宅まで
ネット掲示板などは、ストリートビューが写し出す風景について「面白い場面」だけを拾い出そう、との書き込みで盛り上がっている。例えば、別れた恋人との思い出の地▽登下校する小学生女児の無邪気な笑顔▽平将門の首らしきものが高層ビル群に浮かぶ様子▽ボヤを起こし、消防に鎮火された直後の店舗――など、ちょっとした話題性のものから、ラブホテルに入る瞬間の男女▽立小便をしている後ろ姿の男性▽交通事故直後の道路上で、警察官から事情聴取を受ける姿――といった深刻な場面まで、数多く見つけ出されている。
ネット上には、「大事件の容疑者の自宅住所を求む」「芸能人の家とか、誰か晒(さら)して」といった“恒例の要望”が次々と寄せられている。

syokusitu.jpg
職務質問を受ける人も写り込む。知人が見たら誰か直ぐに分かる

■身元調査、車庫証明にも?
 日本では、道路から家屋の様子について一目瞭然のことが多く、「豪邸か“あばら屋”か」という外観だけでなく、洗濯物や自家用車の有無、グレードなど、個人の生活水準を示す情報が、ストリートビューによって丸裸になってしまう。
 この情報が、就職や不動産購入・賃貸契約の際に悪用されたら、どうなるだろうか。
 実家や保証人の住所からストリートビュー上で“現場確認”したところ、「この人の実家は、意外とボロだな…」「分譲マンションと言っていたが、賃貸の公営団地のようだな…」などと、本人の知らぬ間に、外見だけで査定されている恐れがある。
 身元調査といえば昨春、「B地区にようこそ!」閉鎖騒動が起きた。いわゆる“被差別部落”と呼ばれる旧同和地区を地名入り写真で紹介したサイトが、部落解放同盟の県支部の告発で削除された。
 ところが今回のストリートビューは、(差別的身元調査を)水面下に押しやる危険性をはらんでいる。従来であれば、文字検索で引っかかるため、上記のように“通報”で消去されることも多い。ストリートビューの場合、住所を打ち込むだけですんでしまう。旧同和地区の住所を添付し一言、「ここって、アレ?」との書き込みがすでにあった。
 もちろん、差別問題に発展しないまでも、安易な利用も考えられる。例えば警察が車庫証明書類の(念のための)確認用など、キリがなさそうだ。

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会社などでも、身元保証人の住所や本人の住所から身元調査に利用されるかもしれません。世の中、悪賢い奴がたくさんいて、とんでもない悪事を次々と考えだしています。彼らが、ストリートビューなど使って次なる悪事を考えだす危険性は大いにあるのではないでしょうか?
(写真は全部グーグル「ストリートビュー」から)





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最終更新日  2008年08月08日 22時44分47秒
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