1078152 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

ふらりかずたま ひとり言 

ふらりかずたま ひとり言 

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2013年05月20日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
新しく建て替えられた歌舞伎座のこけら落とし公演が4月2日から始まり、いまも連日好評を博しています。

一般公演に先立ち、3月27日には開場式、同28日には古式顔寄せ手打式が挙行され、取引業者である私も御招待を受けました。
27日は式典と三番叟上演があったのですが、こちらはリハビリのため参加できず、28日だけ参加させていただきました。


kabuki1


「顔寄せ手打式」は、出演者と舞台関係者が揃って手締めを行うもので、本来なら公開される儀式ではありません。今回は柿葺落興行の顔寄せということで、特別に招待客が見守るなか、舞台上で古式にのっとり挙行されたのです。


kabu-soto

   完成した第五期歌舞伎座。入口付近は大混雑

歌舞伎座前の広い歩道は、早い時間から報道陣、招待客、観光客…であふれ、警察官と警備員が交通整理に大わらわ。一般の招待客は時間まで会場前で待っていますが、VIPの乗った車がひっきりなしに横付けされ、案内されていきます。

入場後、開式まで館内をウロウロと歩き回りましたが、招待客が多く写真を撮ることもままならない状態。ピカピカの調度、装飾を愛でながら開式を待ちます。第5期歌舞伎座は、外観こそ第4期の建物に酷似していますが、伝統芸能の殿堂にふさわしい様式を継承しながら、最新鋭の設備を持つ「現代建築」です。


kabu-robi

   豪華なロビー。松竹幹部の出迎えを受ける招待客

第1部は「時間の継承 ―第四期歌舞伎座から第五期歌舞伎座へ―」と題した特別記念映像が上映され、建築工程、設備が紹介されました。また、新調なった4枚の緞帳が披露されました。

いよいよ手打ち式。
定式幕が開かれると歌舞伎俳優174名の歌舞伎俳優に加え、音楽演奏など舞台出演者、松竹の役員など総勢約210名が舞台上に並び、息をのむような豪華さ。歌舞伎座閉館中に亡くなった中村芝翫など人間国宝3人、会場直前に亡くなった中村勘三郎、市川団十郎なども列席しているのではないか、と舞台を見つめた私でありました。


teutisiki.jpg

   俳優、関係者など200人が勢ぞろい(歌舞伎座公式サイトから)

「狂言名題(演目)披露」に続き、大道具、照明、小道具、衣裳、鬘(かつら)、床山に附帳(各演目に必要な物品の台帳)を手渡す「附帳渡しの儀」。そして、舞台上の俳優と関係者一同による手締めが行われました。


kabuki2

   当日頂いた引出物。このほか塩瀬総本店の紅白饅頭も


kabuki4

   こけら落とし興行の番付。B全判の木版画

その後、松竹の大谷会長が出演者と関係者に挨拶、出演者を代表して坂田藤十郎が祝辞を述べ、さらに松竹の迫本社長から私たち来賓に向けての挨拶。結びに、尾上菊五郎の発声で、舞台・客席一体の手締めが行われ、式典は滞りなくお開きとなりました。


kabuki3

   後日、送られてきた記念アルバムと建設映像DVD

坂田藤十郎、尾上菊五郎、幸四郎、吉右衛門、玉三郎、三津五郎はじめ勘九郎、染五郎、海老蔵、愛之助など若手人気俳優……東西の主要な歌舞伎俳優が一堂に会した光景をもう二度と見ることはないでしょう。貴重な経験をさせていただいて感謝、感謝です。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2013年05月20日 17時53分53秒
コメント(7) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.