経堂界隈

2017/10/30(月)06:25

人種差別

歳時記(966)

ワールドシリーズ第三戦で、LAドジャーズYu Darvish投手に対する人種差別表現の可能性を指摘されたヒューストンアストロズのYuli Gurriel内野手。 ワールドシリーズ第4戦にはそのまま出場となった。 この事件に対するMLBコミッショナーRob Manfredは、素早く、かつ断固たる処置を発表。 Gurielに課されるのは、来期開幕5試合への対価なき出場停止と今季残存期間内での報酬の寄付、そして、四^ズン終了後の感受性訓練(sensitivity training)への参加である。これらpenaltyが課されることについて、Gurrielは法的に争う権利を有するが、彼はその権利を行使することはない。 Fairnessをもって最高の美徳とする米国社会。 そこでの称賛 試合には敗れたが、逆にこのことについて男を上げたのがDarvish 「この困難な状況の中で彼の考え方は模範となるほど素晴らしかった。中でも特筆すべき点は、このネガティブな出来事を人々が学び、深く理解するための機会にしたい He has handled this entire difficult situation in an examplary way.  Especially not worthy, he's expressed his view that we all should use this negative incident as an opportunity for learning and deeper understanding」という彼のコメントに対するコミッショナーの賛辞は、日米両国内のみならずBBCもBreaking Newsの中で取り上げ、世界を駆け巡った。 奇しくもGurriel、Darvish両名とも、ある意味特殊な野球能力に恵まれて、或いは、恵まれた部分はあれど、移民ないし移民ということにも関連する異文化にもまれながら人間を形成してきた。 たとえ、それが、どこまで球団広報などとの打ち合わせに基づく発言であろうとも、そこにはDarvishが自らの言葉として日本語で語った重みがあり、それは、僕ら日本人にとって数少ない、良き品質保証の機会でもある。 ワールドシリーズ第4戦へのGurriel先発出場は、舞台裏の素早く見事な事態収拾の成果でもある。 事態収拾については、Gurriel Darvish両者のみならず、コミッショナー、MLB組織、ドジャーズ、アストロズ両球団、両オーナー全員が合意して、この処置が決定された。 危機管理はこうでなくっちゃいけない。 事件がどのように影響したか 1勝2敗の劣勢、かつあと2試合をAwayで戦わねばならぬドジャーズは、0-0から0-1、そして1-1と、苦しい試合の最後9回に5点をとって優位に立ち、最後アストロズの反撃を1点に抑えて通算成績を2勝2敗のタイに持ち込んだ。 今日の第5戦、先発は第1戦と同じく、ドジャーズKershaw、アストロズKeuchel両エース投げ合いの天王山。 録画して夜カミサンと見る。 台風22号転じて温帯低気圧 名前に反し、気圧配置は強い冬型へ、そして木枯らし?

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る