うっかり熊公のガラクタ箱ブログ

　４月に観覧したものの、あまりの無神経な演出に辟易したＧロッソシンケンジャーショー。


　施設のお披露目のために「こういうことできますよ！　こんなこともできますよ！」


　というアピールばかりが先走っているのではないかと疑いたくなるものでした。

　
　・ショー冒頭はやたら長い悪役サイドの不気味かつ激しいダンスタイム
　・その時に登場する女戦士？、白い謎の雑魚キャラ達、降臨する謎の白い神のようなものは一体何なのか？
　・謎の悪キャラはダンス後にはもう出ない
　・スクリーンに日本の景色風味ＣＧが長々と投影される。
　・ＪＡＥの杉山綾さんが演じるタケルの幼馴染サクラ登場。
　・衣装のあちこちにピンク色があるので「ピンク？」と思う子供続出。
　・笛（オカリナ）を吹き出すので「誰」と皆首をかしげる。
　・サクラのジイは魔法猫スモーキー風味の着ぐるみ。
　・ここまでで時間使い過ぎ。
　・サクラ、外道衆からタケルを守って死ぬ。それに怒り狂ったタケルがキャラ崩壊
　・サクラ、獅子折神達に命を貰って生き返る。

　
　あまりにサクラ中心な上にシンケンジャーらしからぬ内容で


　私としてはかなりイラッとしました。　　　　不満爆発詳細

　
　そんなシンケンジャーショーが改善されていることを願いつつ再び足を運んだＧロッソ。


　やはり評判が芳しくなかったのか演出面が幾つか変更されていました。


　６月某日　Ｇロッソ


　・ショー開演のアナウンス後、最初に黒子さん１名が会場に登場。
　・客席に愛想を振りまく黒子さんに注目が集まる一方で舞台にシンケンレッド登場！←ＯＫ！　客席大喜び
　・悪役のダンスが短くなった。しかもラインダンスもどきまで披露するなどややコミカルになった。
　・謎の女戦士のダンスもセクシー控え目になった（笑）。
　・薄皮太夫の喋り方がちゃんとしていた。
　・サクラ登場があっさり目になった？　シンケンジャー登場までのテンポが良くなった印象。
　・しかし、サクラの衣装は相変わらずモコモコ、効き色はピンク、オカリナ所持。
　・シンケンジャー達のアクションがそれぞれ引き立って良かった。
　・シンケンレッドが取り乱さなくなって良かった。
　・サクラはやっぱり死ぬ。そして生き返る。
　・ラストのシンケンジャーの挨拶は手短になった。（この前がメッセージ詰め込み過ぎだった）


　４月の観覧ではアクションシーンに集中できないくらい調子の狂った演出の連続だったのですが


　今回は免疫のせいか、かなり良くなったような気がしました。でも、サクラ復活と白い神？の降臨はやはり感心しません。


　巨大戦の映像も相変わらず舞台セットの凹凸で歪んでいました。


　あとシンケンイエローの喋り方がもっとことはらしくはんなりしていたらと思います。



　　さて、映画村のシンケンジャーショー！


　こちらはお見事でした


　最初はアレッ？と思うような部分もあるのですが・・・


　・シンケンレッドが他の４人にかなり厳しい → シンケンジャーＴＶ本編の物語の流れを暗示。

　・真田幸村がチョイアホエロおやじな敵キャラ？ → 終盤で驚きの展開に。


　シンケンジャーを理解した脚本、そして時代劇畑の強みからくる幸村の使い方のうまさ！


　そこへきて時代劇の一大拠点映画村での侍戦隊ですから殺陣が面白く無いわけが無い！


　コミカルさとカッコよさ、殺陣の迫力、それぞれの人物の性格、ラストの怒濤！


　本当に素晴らしいショーでした。


　ラストの「みんなでシンケンジャーの歌を歌おう！」さえ無ければ


　それまでは完全に殿・志葉丈瑠だったシンケンレッドが急にノリノリで拳を振って拍子をとるのがとても違和感。


　せめて頷いて拍子をとった方がまだ " らしい " 気がします。


　それ以外はとても満足した映画村のショーでした。


　

　それにしても「みんなで歌おう！」とちびっこに呼びかけて盛り上がっているのを見た試しがないよ・・・


　ウルトラマンでも、ゲキレンジャーでも、他のシンケンジャーでも。


　たぶんいきなり求められても歌詞が出てこないのでは(＾＾；)


　「一緒に踊ろう！」はそこそこ盛り上がるので、踊ろうにすればいいのに。