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うっかり熊公のガラクタ箱ブログ

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2009.08.17
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カテゴリ:他愛ないこと


 某他県の山間に引っ越された某知人様に


 「夏になったら虫取りに遊びにおいでね!」 と呼ばれていた子熊1号2号。


 「行きたい~い!」と盛り上がり、その勢いでお小遣いで虫取り網も買っていました。


 そんな訳で本当にその某他県のご新居に1週間ばかりお邪魔してきました。


 ワタクシ的には2泊くらいで・・・と思っていたのですが


 「寂しいからもっとゆっくりしていって!」と力説されたり、


 他にも先様の御親戚関係とのお盆的御事情があって、


 なんだかんだで1週間の予定に変更となりました・・・


 イヤな予感がありました。


 子熊1号2号のボロが出て迷惑に思われるんじゃないかと。


 1週間もおりこうに過ごせるなんて考えられない。


 


 予感、大当たり。  いや、むしろ予想とは別次元の勢い。


 1号、ボロが出るとかいう以前に初日から "常にボロ " がダダ漏れ状態


 何度とっ捕まえて「よその家の中で騒ぐな! 走るな!」と釘を刺してもすぐに忘れてじゃれ合ってうるさい。


 そしてとにかく食事の時に集中力が無い。注意して叱っても効果なし。


 人前では家族だけでいる時ほどには厳しく怒られないと思っているのか。


 たぶん1回1回の食事量が多かったり間食を与えられたりしてあまりお腹も空かなかったと思う。


 2日目は発熱で寝ていたのでお目こぼしだったものの・・・


 3日目からはまた最後までダイニングに座っていられず、途中でリビングへ行ってしまったり。


 そんな1号を追いかけて連れ戻し「ちゃんとお行儀よく食べなさい!」と言うしかなかった。


 私の母ほどの年齢である知人は「いいから、いいから」と終始なだめる姿勢。


 還暦を少し回っている知人の夫さんは、日に日に無口に・・・


 虫取りだの散歩だのと外で遊ばせてはいるが、


 車やら蛇やら虻やら熊やらに気をつけると初めての土地で立ち入り可能なエリアは少なく


 広場も無いので放牧ができない。


 虫取りは楽しかったようだが普段よりも体力が余ってしまうようだ。


 宿題らしい宿題もないし、暇つぶしのワークブックも本もネタ切れ。


 私自身も子熊たちから目を離せる時間や気の休まる時間がなくて重苦しい限り。


 それに食事の支度を手伝わせてもらえず " 仕事が無い " のが一番ツライ。


 親子ほど年の離れた方のお手伝いもできずタダ飯食っている状態がツライ。


 「ゆっくりしていて」と言われても・・・ 


 充てられた和室は、風を通すために就寝時以外はその和室の襖を開けておくことになっていたし


 位置も台所や風呂トイレ等水回りのエリアにあり、ついつい知人夫妻の気配に敏感になってしまった。


 明かりが漏れることや電気代を考えると夜更かしもできない。


 朝はトイレと洗面がかちあわないように早めに起きて着替え、


 掃除や炊事の邪魔にならないように部屋で控え、食事の配膳が始まりそうだなと思った頃に出て少しだけ運んだりお手伝い。


 日のあるうちはなるべく屋外で時間を潰し、日が暮れてからは子熊達を静かに遊ばせるのに必死だった。


 そんな中、5日目の夕食のとき、相変わらず不真面目だった1号に対して夫さんから怒号が飛んだ。


 1号に対してと同時に私に対してのものだった。


 「お前は飯ぐらい普通に食べられないのか! 犬猫のペット以下だ!  親のしつけができていないんだ!」 


 もっともだった。いつ言われるかとびくびくしていたまさにその言葉だった。


 1~2分ほど他にも叱られたのだが、やはり開口一番のインパクトが大き過ぎてあまりよく覚えていない。


 1号は肝を潰した様だったが、少し間を空けて自分から「ごめんなさい」と言って席に戻り、夕食を食べ始めた。


 意外な気がしたが1号はかなり冷静で涙を浮かべることもなかった。


 私は泣きたかった。(泣かなかったけど)


 1号の出かけ先での食べ遊びは数年来の悪癖だった。しかし、どこへ行ってもそれを咎めるのは私だけで


 周りの人は「いいよ、いいよ、子供なんだから」と許してくれたから


 1号にしてみれば " かーちゃんだけがうるさい=かーちゃんだけが言ってるんだからかーちゃんが間違っている " くらいに思っていたのだろう。


 それが今回6年分の重さで、知人の夫さんにとっては5日分の重さで投下された。


 せっかく呼んでいただいてお邪魔しているのに、楽しいはずの夕食を台無しにしてしまって


 申し訳なくて悲しくて自分が悔しくて恥ずかしくて・・・


 いい薬だと分かっていても、6年分の一撃は目の前が真っ暗になる痛みだった。


 「いいよ、いいよ、子供なんだから」は親切な言葉に違いない。


 でも私たち親子のように躾に行き詰まらないためには


 会う人全てが「いいよ、いいよ、子供なんだから」と言って下さるよりは


 3歳かそこらからは身内でも知らない人でも「静かにしなさい!」と子供に言って下さる方に出会う方のもいい経験のように思う。


 夫さんには精一杯気力を振り絞って


 「叱っていただいてありがとうございます」とお礼を申し上げてまいりました。


 本心かどうかはさておき「来年もおいで」と仰ってくださいました。


 色々な意味で正直、今はまだ考えたくないですが・・・?!  まずは親子で顔を洗ってきます。


 各地で災害が報じられている中でこんなことにダメージを受けていたなんて甘ったれで申し訳ないです。







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Last updated  2009.08.22 14:09:36
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