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今週、観た映画(202… ばあチャルさん

2006.10.19
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カテゴリ:今日も考える。
ちょっと前の話になるけど、
中学校のバザーがあり、お手伝いに行った。

私は提供品のレジ担当だった。
朝のうちは怒涛のようにおしよせるお客さんを
さばくのに精一杯という感じだったけど、
1時間も経つとだいぶ売り場も落ち着いてきて、
ちょっとヒマになり、同じ係の人たちと談笑していた。

そこへ、後ろから肩をたたかれた。
ふりむくと、きれいな女性が立っていた。

「あの・・・ケーさんですよね?」
「そうですけど・・・?」
「わたし少し前に、××書店で池田晶子さんの
 本を取り寄せてもらった、Nと申しますが・・。
 覚えてらっしゃいます?」

あぁ。わかった。思い出した。
確かに池田晶子さんの新刊が出たときに、
お客さんの注文を2回ほど受けた。
そのうちの一人だ。
確か、この方には、
「わたしもこの人の本、好きなんですよ!」
と、話しかけた気が・・・(笑)。

レジに入っていたり、お客さんの注文を受けているときに、
その本の系統がわたしの嗜好とぴったり一致することが
たまにある。
そんなとき、すっごく話しかけたくってうずうずする。
「あっ、この人の本、いいですよね!!」とか、
「登山されるんですか?」とか(笑)。
でも、思うだけで、めったに実行には移さない。
なぜかというと、話しかけてもあいまいな微笑で返されたり(笑)、
ひどいときは「なんだこの店員??」みたいな目で
見られることもあるから。

でもまあ、あたりまえか。
本買うときって、自分の頭の中が全部見透かされるようで、
ただ黙ってレジで並んで買うだけでも何となく恥ずかしいのに、
いきなり店員に話しかけられた日には・・・
わたしだってひいてしまうだろう。

でもその人・Nさんは、そうじゃなかったみたい。

「あのとき、ケーさんが『私もこの人の本、好きなんです!』
 って言ってくださったのが、すごくうれしくて。
 池田晶子さんの本、わたしもとてもいいと思うんですけど、
 まわりではこういう本読んでる方がほとんどいなくって。
 それでもっとお話したくて、いつもお店に行くたびに、
 声をかけようかけようと思うんだけれど、
 いつも忙しそうにしていらっしゃるので、
 なかなか、話しかけられなかったんです。
 でも今日、中学のバザーのお手伝いに来て偶然ケーさんを
 お見かけして、まさか同じ中学のお母さんだとは
 思っていなかったものだからびっくりしたんだけれど、
 でも、これは何かの縁だ、絶対声をかけてみよう、って
 思って、勇気を出して、話しかけてみたんです!」

・・・とのことでした。

いやー。面白くないですか、この方。
なんとなくわたしと言動とか思考回路が似ているかも。
「これ!」って思い込んだら突き進むところとか(笑)。

そんなふうに声をかけてもらったのがすごくうれしかった。
それで、その場でいろいろと、お話しした。

それから、このNさん、よくお店に来ては、
「ケーさん!こんにちは!」
って、声をかけてくださるようになった。
こういうのってなんだかうれしい。
わたしのお得意さんができたような。
あれから何冊か、本を頼んでくださって、
それを受けるときに、本について話をするのも楽しくって。

Nさんとは、今度ゆっくり時間をとって
深い話をしてみたいなぁ。
どこまでも話が展開してひろがっていきそうだ。
人ってやっぱり面白いよね。やめられん(何が??)。






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Last updated  2006.10.19 23:05:52
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