HOPE
新年一発目のCDレヴューにふさわしい、何とボストンの約11年振りの新作。【送料無料】ライフ、ラヴ&ホープ [ ボストン ]言うまでもなく『宇宙の彼方へ』『ドント・ルック・バック』『アマンダ』の超名曲で、おそらく僕の中では死ぬまで色褪せることのない伝説のバンドとして君臨するボストン。しかしそれらの名曲を担ってきた、世界遺産にしたいほどの美しいハイトーンヴォーカルの持ち主であるブラッド・デルプが他界してしまったことはボストンにどれだけのリスクをもたらすのか?そんな期待と不安を抱えながら聴いてみた一曲目。…うーん何か地味な曲だなあ…他の曲もパッとしないなあ…正直、初めて聴いた感想はそんなもんだった。でもそれより何よりボストンの新作が聴けること自体が嬉しいので、何回も聴き直してみるとあーやっぱりボストンだ!このギターの音色、神秘的な音の広がり、そしてハンドクラップが聴けただけでもう紛れもなくボストン!それらをまた聴くことが出来たことにただ感動してしまいます確かに前述の3曲のようなキラー・チューンはないけれど5曲目のタイトル曲はけっこう良い曲だし♪生前のブラッドの音源も含め、ヴォーカルは数人が担当しているけれどどの曲も違和感はなく、さすがにトム・ショルツほどの人だと凄い逸材を揃えてくるものですね。特に昨年のライブ映像を見る限りでは、生粋のハードロックバンドの元ヴェロシティのデイヴィッド・ヴィクターは強力!アルバムの制作、発表期間が異様に長く、『宇宙の彼方へ』という名曲を発表してからすでに40年近く経って、その間に世の中が混沌と移り変わっても、ボストンの音楽は変わらない。未来が闇に包まれていく不安の中で、こうしてボストンの新作を聴くことができると何か「希望」みたいなものが湧きあがってくる気がする。音楽って本来そういう感情を与えてくれるものだよね。最近そういう影響力を持ったアーティストは少なくなったけどアルバムタイトルの『Life,Love&Hope』にはそんな意味も込められてるのかなあって思ったりするそんなわけで遅くなりましたが、今年もキャプテンのブログをよろしくお願いします