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カテゴリ:時事ネタ
小学生の頃、授業で憲法について学んでいた時
憲法9条を先生が読み上げた時に僕は「えっ?」って思ったのを今でも覚えている。 「戦力を保持しない?だって自衛隊は武器や戦車も持っているのにあれは戦力じゃないの?」 思わず顔を上げて周りを見回したけれど、先生は特に何の解説もせず淡々と読み進め、クラスメートはただ教科書を見ているだけ。 あれ?おかしいな?何で今のところみんな疑問に思わないのだろう? 今の僕なら即座に質問して徹底的に議論しただろう。 でも当時の内気な僕は授業の流れを止めることなど出来ず、他の生徒にめんどくさそうな顔をされるのも恥ずかしかった。 でも授業が終わってからもずっとモヤモヤした気持ちは晴れることがなかった。 先生や教科書が嘘を教えるわけがない。ましてや国の掟みたいな憲法が間違っているわけがない… 僕が変わっているのかな… でもそのアイデンティティーを認めたくなくて、僕は必死につじつまを合わせようとした。 当時は特撮、アニメのヒーロー物が全盛だったので そうか!自衛隊の戦力というのは他国を攻撃、戦争するためのものではないんだ! もし怪獣や宇宙人が無差別に日本を攻撃してきた時に丸腰ではあっけなくやられてしまう。だからそんな未知の生物に反撃するために自衛隊が武器を持っていなければいけないんだ! …子供心にもウルトラマンや怪獣が空想の物だと思っていたであろうけど、そう考えるしか僕には自分を納得させられる答えが見つからなかった。 その後何十年経ってもふとその矛盾を思い出しては首を傾げていたけれど 皮肉なことにというか、現総理のおかげで憲法が注目されることになって、自分が思った矛盾が決して僕だけが頭がおかしかったわけじゃないんだってホッとしたところがあります そして僕の強引な解釈もあながち無理やりではなかったのではないかと『シン・ゴジラ』を観るたびに思う だから安倍総理はこう言えば良いんだ。 「地底にゴモラが眠っていないと?海底にタッコングが生息していないと?あなた言い切れますか?『インディペンデンスデイ』のように宇宙人が侵略してきたらどうやって戦うのですか?だから借金がいくらあろうとも過去最大の防衛費が必要なんです。イージス艦も空母もミサイルも必要なんです。アメリカ軍の基地も必要なんです!」 総理が真顔でそう力説したのなら、僕は仕方ないか…と思うかもしれない…少なくとも夢のある首相だなくらいは思ったかもしれない それにしても『シン・ゴジラ』は傑作 それが言いたかっただけかもなのに長々とすみません。。。 どうぞみなさん良いお年を 夜勤行ってきまーす お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年12月31日 15時46分54秒
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