消えた刺青
薬物を使用して逃亡までした芸能人がほんの数年で復帰出来る。芸能人と一般人では立場も世界も違い過ぎるし、特にファンでもない自分にはコメントしようもないけれどただ気に入らないのは、この人介護の仕事をするとか言ってたのは何だったのだろうか?どこまでかじって、何か得たものがあるのだろうか?芸能界という華やかな世界から福祉という地味な仕事で生計を立てることになっても、その知名度を利用して社会に対する発言権を持つようなカリスマ介護士になってくれたら…って少し期待したのだけど…結局は介護という調子良い言葉を思いつきで言っただけだったのかさらに気に入らないのはさっぱりした表情で「今の自分には似合わない」等言い放ち、足の刺青を消していたこと。刺青入れている人間は皆、ドラッグでもやるような悪い人間とでも言いたいのだろうか?刺青を入れる時は、これから背負うであろうリスクを覚悟して入れなければならない。つまりは過去の自分を悔いているのであれば、むしろ刺青は消さないで復帰の代償として残しておくべきなんだ。人は過ちを犯しても、生きている限り何度でもやり直すことが出来る。ただしそれを許されるのは、ぬかるみに足を取られ泥水を啜ってでも立ち上がろうとする覚悟を決めた人だからこそ。安易に介護という言葉を口にしたり、何事もなかったかのように刺青を消してしまう人間にそんな覚悟があるとは思えない。そんな人間に「マンモスウレピー」なんてコメントを要求してしまう芸能リポーターもまた、世の中どうなっているんだろうと思わずにはいられないけれど