フェブラリーＳに続く、春のダートマイルのJpn１「かしわ記念」。昨年の覇者で、フェブラリーＳ連覇を果たしたコパノリッキーや、ダートチャンピオンのホッコータルマエが不在ですが、南部杯の覇者・ベストウォーリアやＪＢＣレディスクラシックを制したサンビスタ、ＪＢＣクラシック馬のワンダーアキュートなど豪華なメンバーが揃いました。

　その中にあっても、地方代表の全日本２歳優駿馬・ハッピースプリントに期待しました。川崎記念とフェブラリーＳは前半からチグハグなレース運びで、勝負所で位置取りを悪くし、最後は詰め寄っても前との差が開いた形で敗れています。他馬がギアを上げていく大事な場面でエンジンを吹かしていくことができない位置にいたことで、どうしても最後の伸びも目立たなくなってしまいましたが、この馬の本来の走りが全くできていない状況でのもので、決してＪＲＡ勢との壁だとは思いません。

「とにかくリズム良く、ハッピーの走りをさせてあげたい。その上で、ハッピーを知り尽くす宮崎騎手に託したい」

と、森下師は３月下旬に北海道へ直接、宮崎騎手と田中淳師に会いに行き、騎乗依頼をして承諾して頂いたようです。

　１週前の25日、宮崎騎手を背に１週前追い切りを行いましたが、東京湾カップに出走のマイカラーを一気に置き去りにする迫力ある動きを見せました。その追い切りはこちらです。

　この段階できちっと仕上がっており、最終追い切りは控えめの調整は予定通りです。頭数も捌きやすい形となりましたし、外を回って追い上げるパターンで何とか巻き返して欲しいと思います。

　楽天競馬では、「第27回かしわ記念」（Jpn１）の直前予想討論会がアップされています。ぜひ参考にして頂ければと思います。

◎ハッピースプリント
○ベストウォーリア
▲サンビスタ
△クリソライト