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時間との闘い 人によって、その闘いは違うけれど、自分の一生を懸命に生きている。初めての経験ばかりでもある。誰でも自分で想定していないことが次々と起きてくる。自分のことを他人事のように考えてしまいがちだが、自分の時間は一刻の猶予もない。ぼんやりするのが嫌いではないが、なにもしないで現在に至るというのも恥ずかしいことではある。愚痴ばかり言っていても仕方がない。 ・中島敦は33歳で死んでしまったが、たった5年間で残した作品は多くはないが、彼の辿った文学ということばの世界を表現している。昭和17年に亡くなっているが、戦時中であり、人の命が軽く視られていた時代でもあったのだろう。「光と風と夢」は芥川賞候補にもなっている。 ・へ2・・・前途有望な才能の持ち主たちが戦争の犠牲になったに違いない。人材は無限にあるのではない。僅かのチャンスを逃せば還っては来ないものばかりでもある。使い捨ての文化が後世に残す禍根は致命的にもなる。生命の価値を知る人たちが、無念の思いを残したまま死んでいったのだろう。それを思うと、自分が情けなくもなる。無為に惰眠を貪ってはいないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.05.06 22:07:07
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