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![]() 「虎狩」 ・「虎狩」・・・「無事に終わりをするまい」という感想が伏線になっている。 ・「虎狩」で作家中島は、趙大煥の肖像が書きたかったから。「本当の強さとは何か」を、考えている。殴られても敗けたとは思わない。「真の強さ」とは何か。を考えている。そして中島もそのことに気付いている。 ・「煙草」と「マッチ」の間違いをする。 ・ことばによって間違える。ことばと文字の記憶。「文字禍」。 ・「概念」ばかり考えるインテリの弱点だという。 ・人間の、「知識と感情」は、どちらが重要か。知識ではない。 ・日本語と朝鮮語。 ・朝鮮半島では、当時日本語を押しつけていた。日本語教育をした。 ・文明開化。の解釈の問題。内と外。 ・感情の記憶の方が確かである。 ・国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」のなかで、 「習慣の妨げられた死という事実に本当には驚けない」。 ・感情を鈍磨させる。 ・中島の気付き、感じている処が凄い。 ・梶井も「こだわり」がもとで小説にした。其の作品が「城のある町にて」。 ・中島は「喘息」に苦しんでいた。梶井と同じ(肺病)。堀辰雄も同じ。中島も致命的な病に苦しんでいるところが同じで連関がある。 ・この作品は、日本と朝鮮の関係。のちに「終わりを全うしない相」。 ・孤立している人の肖像は「スーティブンスン」も同じ。「虎狩り」「斗南先生」孤立すると人間でなくなる。 ・漱石は群れが嫌い。「それから」の代助。 ・漱石は、「世間」は、「群れ」とみる。 ・「一対一」。として描く。 ・殺伐した想い。孤立しやすい。孤立していく人間のすがたを描く。 ・漱石は自殺しなかった。孤立した作家は自殺したが、それをしなかったのは、漱石は自己分析ができたからである。突然死した。 ・自分を相対化して考えることができたからである。 ・中島は、作品ごとに、夫々の肖像画を描こうとしている。 ・作家のある共感がある。作家の一部として描いている。 ・「現象」としてではなく本質で捉えようとする人間。趙タイカンのこと。彼は虎のことではないか。 ・中野重治「やまねこ」いのちの凄さ。 ・「虎」。過激な人間のこと。漱石を弟子たちは、漱石を「虎」と言っていた。 ・虎は、「毒」をまき散らす。 ・「山月記」「虎狩」「斗南先生」「光と風と夢」の共通点。 ・人が感じる違いは,年月の経過があるからである。 ・次回の講義「光と風と夢」もある孤独な作家の肖像を描いている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.07.19 09:13:33
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