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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2012.07.19
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「虎狩」



・「虎狩」・・・「無事に終わりをするまい」という感想が伏線になっている。

・「虎狩」で作家中島は、趙大煥の肖像が書きたかったから。「本当の強さとは何か」を、考えている。殴られても敗けたとは思わない。「真の強さ」とは何か。を考えている。そして中島もそのことに気付いている。

・「煙草」と「マッチ」の間違いをする。

・ことばによって間違える。ことばと文字の記憶。「文字禍」。

・「概念」ばかり考えるインテリの弱点だという。

・人間の、「知識と感情」は、どちらが重要か。知識ではない。

・日本語と朝鮮語。

・朝鮮半島では、当時日本語を押しつけていた。日本語教育をした。

・文明開化。の解釈の問題。内と外。

・感情の記憶の方が確かである。

・国木田独歩「牛肉と馬鈴薯」のなかで、

「習慣の妨げられた死という事実に本当には驚けない」。

・感情を鈍磨させる。
・中島の気付き、感じている処が凄い。

・梶井も「こだわり」がもとで小説にした。其の作品が「城のある町にて」。

・中島は「喘息」に苦しんでいた。梶井と同じ(肺病)。堀辰雄も同じ。中島も致命的な病に苦しんでいるところが同じで連関がある。

・この作品は、日本と朝鮮の関係。のちに「終わりを全うしない相」。

・孤立している人の肖像は「スーティブンスン」も同じ。「虎狩り」「斗南先生」孤立すると人間でなくなる。

・漱石は群れが嫌い。「それから」の代助。

・漱石は、「世間」は、「群れ」とみる。

・「一対一」。として描く。

・殺伐した想い。孤立しやすい。孤立していく人間のすがたを描く。

・漱石は自殺しなかった。孤立した作家は自殺したが、それをしなかったのは、漱石は自己分析ができたからである。突然死した。

・自分を相対化して考えることができたからである。

・中島は、作品ごとに、夫々の肖像画を描こうとしている。

・作家のある共感がある。作家の一部として描いている。

・「現象」としてではなく本質で捉えようとする人間。趙タイカンのこと。彼は虎のことではないか。

・中野重治「やまねこ」いのちの凄さ。

・「虎」。過激な人間のこと。漱石を弟子たちは、漱石を「虎」と言っていた。

・虎は、「毒」をまき散らす。

・「山月記」「虎狩」「斗南先生」「光と風と夢」の共通点。

・人が感じる違いは,年月の経過があるからである。

・次回の講義「光と風と夢」もある孤独な作家の肖像を描いている。








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最終更新日  2012.07.19 09:13:33
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