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ヘイフリックの限界part2

ヘイフリックの限界part2

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2020.01.03
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和白干潟





<作品>「こころ」



・1914.4~1914.8月1日脱稿。新聞に発表された。

・あまり気が進まない作品。(教授弁)

・テーマが平凡ではないか。エゴのとらえ方。

・聖書・・・現れているテーマ。新しいものではない。新鮮さがないという疑問。

・エゴだけをテーマにしたのかどうか。当然、それ以外に何かあるか。

・人間の「こころ」とは? 「利己心」・・・「不可思議」のテーマでありスタートラインでもある。

・乃木の殉死の問題に漱石は、関心を持っている。

・歪な円を描いて散歩をする。長い散歩の間、その時の私は「K」のことを考えなかった。

・作中で、利己心だけを言っているのではない。不可思議がある。

・利己心は、たちが悪い。自分も他人をも傷付ける。無意識に触れている。漱石はまだ、のちのフロイトの「リビドー」の概念を知らない。

・妻の名前。「静」は乃木夫人の名前でもある。乃木の殉死をどう考えていたか。

・「親鸞」のこと。演「模倣と独立」。

・罪を犯しても、「あること」をすれば許される。

・ありのままをありのままに描くことで清められる。浄化される。


・「あの乃木さんの死というものは至誠より出たものである。・・・」漱石は乃木を認めていた。

・インデペンデント。

・先生の遺書・・・「先生と私」「両親と私」「先生と遺書」。新聞と単行本には編集の違いがある。

・漱石がどう考えていたか。江口渙著「漱石山房」より。(レジュメ引用)。

・キップリング「園丁」・・・聖書。園丁はイエスのこと。ヨハネ伝第20章。園丁が現れると怪しくなる。

・「死神」・・・お前はまたここへやってくる。

・死んだ「K」が私を招いている。死んで終わりではない。影法師のような「K」は、潜んでいる。近世の怪談。近代小説だけの側面だけではない。モダンだけではない。主人公に付き纏って離れない。

・長谷川如是閑と橋川」文三・・・明治人とは?

・明治は「西南の役」(明治10年)のあとに始まっているという考えを漱石は持っていた。漱石は自分のことを「明治人」ではないといっている。明治10年が明治元年である。その前に自分は生まれた。

・Kは坊さん。やたら死にたがっていた。「西郷と月照」西郷も同じ。先生とK=西郷と月照に重なる。責任の取り方。心中未遂の西郷。

・Kは死後も、先生の中では生きている。「祟られている」。古風・・・明治の精神が包含されている。自由と独立と己に満ちた現代・・・明治ではない。

・殉死は明治の思想ではない。明治はよく分からない。明治の精神は明らかではない。

・先生・・・明治の精神ではない。

・「こころ」・・・コンセプトが明解ではない。

・「散歩」の場面が重要。重要な話をする。歩きながら話す場面が重要。歩くというシュチュエーションを使う。

・「永日小品」・・・ 金 ・ こころが、テーマである。

・「門」叔父と甥の関係。

・「連想すること」がポイントであり重要。

・「こころ」と「明暗」の相違。

・青年が、後の世を生きていくことが抜けている。

・柄谷行人

・「不可思議な私」。予測がつかないことをする。予防ができない。読者がいるのであまり暗くは描けない。実は暗い。漱石の人間に対する考えは暗い。自分でも予測不可能なものとして人間を考えている。

・相手の「心」が読めない・・Kのこと。それは怖いことでもある。相手が死ぬとは思わなかった。

・Kの死んだ理由。本当はどうかわからない。

・「作品」・・・こんなことで死んでしまうのか。他に理由があるかも知れない。単純ではない。自殺心理は分からない。「自殺者が死に至る径路」がある。

・どうしても「釈然とはしない思い」がある。不可思議なところが人間にはある。

・漱石の拘り。

・親鸞のキーワードが「不可思議」。

・不可思議な私・・・生まれ育つ時代と性格。環境。

・猜疑心が強い男。蛇のような男。

・山崎正和「淋しい人間」。先生は、伯父に対するものは邪推ではないか。本当のことは分からない。疑い深い。

・正直過ぎた自分・・・との矛盾。正直ではない。

・性格悲劇。

・正確にものが見えないのではないか。正直なのかそうでないのか分からない。作品の中でも混乱している。

・夫人・・・ごろりと変化する。急に変わるこころ。大岡昇平・・・「変化」を指摘。相手がだれかによって変わるか。

・奥さんが気づかない。肝心なことを話さない。

・先生と妻との関係。

・ミステリー仕立てがある。隠したいというのと打ち明けたいという気持ち。「天の邪鬼」。矛盾が理解できる。

・先生は女性に固定観念を持っている。そのまま信じることはできない。

・実は不可思議をテーマにしている。明確に「心」を描いていない。

・明治元年に漱石は生まれた。三島も昭和元年生まれた。特別の感情があるかも知れない。





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最終更新日  2020.01.03 16:05:18
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