2018/11/08(木)13:58
電気業界のフーテンの寅さん
中国で仕事をしていた時には、本当に多くの方に助けていただきました。
海外で仕事をするということは、なかなか大変です。
習慣や文化の違い、勝手がわからないこと、そして自分が経験したことがないことを判断していくことが、本当に大変です。
そんな時に、他の会社の方に聞いたり、相談したり、多くの方の経験談などを教えていただき、
なんとか乗り切ったこともたくさんあります。
海外で工場を建設するということがありました。
工場を造るには建屋から始まって、機械設備、配管、電気、水道、いろいろなことをやらなければなりません。
多くの取引先の方の力を借りて、これがようやく成り立つものです。
私が中国で出会った日本人の方で、電気のプロの方がいました。
中国で工場を建設するという大変な現場でも、
飄々としながら中国の業者さんに指示を出し、
確実に仕事をこなしていきます。
お話を伺うと、同じような依頼で海外で工場を建設した経験が豊富な方で、
頼まれればどこへでも行く、というような方でした。
本当のプロフェッショナルだなぁと、いつも思っておりました。
工場建設も無事に終わり、また次の仕事に行かれるようで、
顔見知りの方に「じゃ今度はドバイで会いましょう」みたいな挨拶をされていました。
電気業界のフーテンの寅さんのような方でした。
多分今も世界のどこかで飄々と仕事をされているのだと思います。
機会があれば、また是非お会いしてみたいです。