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12月に入り、町中クリスマス一色になりました。師走というだけに、この時期は特に忙しく、僕のすべての休日は埋め尽くされてしまいました。 それでも、いつもがんばってくれている従業員のために、クリスマスパーティーをやりたい。そんな思いが募り、唯一開いている昨日やりました。 僕の部下はみんな若く、夢や希望や不満や不安でいっぱいの子供のような部下です。そんな彼らを家に招待しました。いつも僕が出張料理をしているのと同じように、丁寧に、豪華に作りました。 まずは、食前酒とともにフィンガーフード。トマトキャラメリゼにフォアグラとマンゴーのプレッセ、オマールのマリネトリュフ風味。そして卵よりトリュフのほうが多いスクランブルエッグ。これにあわせたのが、シャンパーニュ、ジャクソン733ミレジメ2006です。シャンパーニュに思った以上に酸味がありましたが、全く不愉快でなく、すべてのフィンガーフードとマッチしました。 次に、テーブルセッティングとともに「スペシャルジラルドのナージュ、レモン風味。クレソンのクリーム添えと生牡蠣を自然に添えて」以前にも紹介した最高級のジラルドのカキを贅沢に使いました。シンプルでありながら、クレソンのさわやかなクリーミーな味がカキの味を引き立てます。これを食べるときに添えるバターはもちろんエシレです。 次に、「ブルターニュ産オマールのミキュイ、ほうれん草、ソラマメ、アーティチョーク・ポワブラード添え」きっとほとんど食べる機会がないと思ったから、あえてブルターニュ産のオマールを出しました。日本では1キロ10000円を超えます。レストランだと、一皿10000円以上はすると思います。そんな食材をフランスにいるときに食べてほしい。きっとこの価値がわからなくても、日本でいつか思い出すこの味を知ってほしいと思い、作りました。この料理には、コンドリュー・テラス・デュ・パラ、ドメーヌ・フランソワ・ヴィラールです。ボディーのしっかりしたこの白ワインは、ラベンダーやスミレのような華やかな感じがあり、余韻にモモを思わせるような甘味も感じます。今日のオマール料理にはぴったりでした。 メインは、「フォアグラ丸ごとローストのトリュフ大盛り」 豪華というか贅沢というか僕もこんな料理初めて作りました。一言、おいしかったです。これに合わせた、クロブージョの2001年とすごく相性がよく、夢心地でした。 このトリュフも、きっとどれくらい高価なのかみんなわからず食べていたと思います。でも、これできちんとトリュフを食べたので、きっと日本に帰ったときにすごく高いレストランでも少ししか出ないトリュフ、フランスではモリモリだったと、僕のことをきっと思い出してくれると思います。 昨日招待した部下はみんな来年のクリスマスには違う部下になっています。1年間だけのワーキングホリデーできている部下です。1年しか勉強できないから、だからこそ、本物のオマールやトリュフの味を知ってほしかったという、僕の問いかけでもありました。 これで、伝わったかな??? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月05日 07時05分39秒
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