水曜日の札幌は前日とまでいきませんが、最低気温はマイナス5.7度。
まあまあの冷え込みという日本語もおかしいのですが、そんな感じの寒さでした。
天気の方はとても良かったですね。小春日和ならぬ小冬日和といったところでしょうか。
その影響で日中はぐんぐんと気温が上がってプラスの5度にまでなりました。久々の5度ですよ。5度。
1ヶ月くらい前にこの気温だとメチャ寒だったのですが、最近では暖かく感じますからね。ホント、人間の身体って気候に順応しやすいなと思います。
そんな良い天気だったのですが、今日から週末にかけては雨模様の天気になるとのこと。
いつも週末を悪天候にしてしまうお天気の神様の準備体操といったところでしょうか。
さて、我が娘”ぽんすけ”が職場訪問学習ということで幼稚園にお邪魔してきました。
「職場訪問の活動を通して、働くことについての理解を深め、自らの進路設計に役立てる」というのが目的というもの。
今の子供達っていろんな体験が出来て羨ましいですよ。私が子供の頃にこのような体験学習がありませんでしたからね。詰め込み詰め込みの授業ばっかり・・・・・。
ただ、私自身は日常生活でそのような「体験学習」というのをしていましたからね。ある意味、時代の最先端をいっていた中学生だったのかもしれません。
実家は商店だったので、小学生の頃から店の開け閉めを手伝ったり、常に笑顔のレジ係もやりましたしね。そして、何よりも配達というのが一番自分の糧となっているんじゃないかなと思っています。
お客様の顔と名前が一致していないので、不安な気持ちを抱いたまま玄関のチャイムを押します。
普通の男の子ならここでダッシュして逃げるのですが、「毎度様でぇ~す!○○商店でぇ~す!みかんを持ってきましたぁ~!」と大きな声で叫ぶと玄関のドアが開いてその家の奥様が出てきます。
「あらっ!?お兄ちゃんじゃないの。えっ!?配達しに来てくれたの!?うわぁ~!偉いねぇ~!」
不安だった気持ちが何処かに行ってしまって、代わりに嬉しい気持ちがこみ上げてきます。
「みかん、何処に置きましょうか?」
「あっ!ここで良いですよ。本当にありがとうね。」
「いえ、それでは、どうもありがとうございました!」
恥ずかしさと嬉しさが重なって、ぎこちない対応となってしまうのですが、一仕事やり終えたという実感が湧いてきます。
そして、この家の人の顔は覚えたぞ。次に配達する時は来やすくなったな。といった自信もつきます。
なんというか、自分自身の気持ちの移り変わりというのが自らの行動によって感じることができるため、こんな場面になったらこんな気持ちになる、こういう場面になったらこんな気持ちになるというのが自然に解ってしまうのですよね。
これが子供の頃から身に付いたというのが私にとって一番の財産だと思います。
ほとんどの子供はは大人によって気持ちが左右されたりするのですよね。大人が作った舞台で大人の演出により大人の描いたとおりに話が進んで大人が思うような結果にさせられてしまうので・・・・・。
このため、大人になってから子供の時に教えてもらってきたものと違う場面に遭遇した時に臨機応変に気持ちの対応が出来なくなるのですよ。全てが大人に気持ちをコントロールされてきたから。
その結果、人に八つ当たりをしたり、心が傷つくようなことを平気で言ってしまったり、物事を途中で投げ出してしまったりと・・・・・。
心が弱い人間ではなく心が強くない人間になってしまうのかなと思ったりしています。
”ぽんすけ”も将来は心の強い人間になって欲しいので、職場訪問学習の主旨とはちょっと違いますが、自分自身の気持ちでそういうことを感じ取って来て欲しいですね。
といったことが私の思っていることなのですが、実際にどのようなことを感じ取ってきたのか聞いてみました。
私「ぽんすけ?今日はどうだった?」
ぽ「子供達は可愛かったよ♪」
私「それだけ?他に何かないの?」
ぽ「あとね。懐いてくれない子供と二人っきりになる時間が長くて大変だった。」
私「他には?」
ぽ「幼稚園の先生達は朝から晩まで働いているんだって。会議とかもしているとか言っていたよ。」
私「(俺も朝から晩まで働いているんだよ!)そう!頑張ってきたね。お疲れ様!」
言葉は不器用ですが、何かしらを感じ取ってきたようです。この経験が後々の人生に何かと役に立ってくれれば良いなと・・・・・。
どんな場面でも、どんなに月日が経っても、きっときっと人生の糧になってくれればなと。
それでは、皆様。
11月最後の木曜日です。皆様方にとって有意義な一日となりますように!(^^)/
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