2013/07/19(金)03:40
イタリア オルヴィエート・クラシコ2009 ヴィニャルコ
ラベルのオレンジ色した部分の文字(?)は解読不能
頭文字はよく分からんしスペルも発音も、そもそも文字なのかすら不明
〇zgnartfin(?)
イタリア ウンブリア州 DOCオルヴィエート・クラシコ
オルヴィエート・クラシコ2009 Orvieto Classico
ヴィニャルコ Azienda Vinicola Vignarco
使用品種不明(トレビアーノ種使用?)
アルコール分13.5%
輸入:コルドンヴェール株式会社 購入価格:880円
色は薄く黄色がかった金色。
香りはオレンジ、蜂蜜、パイナップル、ミント、リンゴ飴、オリーブオイル?
抜栓30分でオレンジ、蜂蜜(キャンディー?)、オリーブオイル、小麦粉?
味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄い甘味。
柑橘に蜜感、南国果実に少しのハーブ、割と真っ直ぐ正統派の香り。
苦味と酸味の二面押しで、余韻にほんのり甘味。
想像以上にバランスがしっかりしてる。
苦味と酸味の出力と出方が同等同時で、全然ケンカしてない。
全体では苦味感が優勢だが、この苦味が余韻の甘味を引き立てる様に動いてくれる。
柑橘系の果実感とのイメージがハマりつつ、ワイン的甘味が抜かり無く顔を出す。
もちろん味の厚みは値段なり。
薄くはないものの 伸びは浅く、苦味の出方はやや人を選ぶ部分も有る。
でも半端にしつこさを出されて元のバランスを崩すなら、この位のあっさり感でいい。
抜栓15分程で果実全般と蜂蜜的香りが弱体化。
味は大差無し。温度変化はあまり関係無さそう。(室温25℃、湿度47%)
香りが弱ると、味の勢いも少し落ち着いちゃった気もする。
抜栓30分で香りが大分絞られてきた。
味も酸が弱ってきて、「苦い水」に近い感じに。
でも、これはこれで必要なものを必要な分だけ残した、
どこか独特の飲み易い雰囲気。
良く言えば「熟成した安ワイン」の たたずまい。
じっくり飲む様なワインではないが、かといって適当にガブ飲みだけしてたら長所に気付かない。
時間経過の変化は早い様だが、それでも味だけなら結構安定してるかも。
依然飲んだドメニコ・ペンナッキのウンブリア・ビアンコもなかなかの美味さだったし、ウンブリア州の白ワインは味のバランス感に長けてる感じがする。
料理は酸と甘味を補填出来るものが望ましい。
今回イワシの南蛮漬けと合わせたが、寿司酢の甘味と酸味がワインに足りない要素を補填してくれた感じ。
適度にアブラの乗った食材なら、塩か酢で味付ければ無難にハマッてくれる。
今の季節なら、アジのタタキの洋風なめろう(ネギの代わりにニンニクとバジル)とかガッチリ合いそう。
値段以上。
これは1100円以上でも問題無く納得。
香りが抜けてくると およそ値段相応だが、それでも味は最後まで倒れなかった。
この味の耐久力は、安ワイン枠でも屈指の存在感。