カテゴリ:コーチングあれこれ
我家の菊桃の開花 コミュニケーションには2種類あります。1つは「他者」とのコミュニケーション、もう一つは「自分自身」とのコミュニケーションです。 一般的には前者をコミュニケーションと捉える場合が多いと思いますが、実は後者の方が極めて重要だと、賢ちゃんは感じております。 自分自身とのコミュニケーションがうまく取れていないと、つまり「ありのままの自分を、自分自身が受容していない」と、自分自身を好きになれません。 自分自身を好きでない人は、自分の短所を許せず自分自身をネガティブに捉えやすく、自己イメージも低くなりがちなのです。 自分自身を嫌いな人が、周りの人に「心から好意的に思いやりをもって接する」ことなど、できないでしょう。自分に持ち合わせていないものを出すことはできないからです。 コーチングでは「自分自身とのコミュニケーション」を良くする方法の一つとして「セルフトークを変える」ことを提案しています。 自分自身に対してつぶやく言葉、独り言を「ネガティブ」から「ポジティブ」に変えることも、「良い心の癖を付ける」訓練方法の1つです。 この方法として「今が最高に幸せな時」「ついてる」「ありがとう」を口癖にすることが有効であると、以前に書きました。 ※詳細は、当ブログの 【2010年3月19日(金)心の癖(くせ)を治す(1)】 【2010年3月28日(日)心の癖(くせ)を治す(2)】 を参照願います。 ここでは「自分に対する問い」を「ネガティブ」から「ポジティブ」に変えることで、「良い心の癖を付ける」方法を紹介したいと思います。 何かに失敗してしまった時の、自分に対する「ネガティブな問い」としては 「なんて自分はドジなんだろう?」 「どうして自分にはうまくできないんだろう?」 などが挙げられましょう。 これを「ポジティブな問い」に変えるとどうなるでしょうか? 「この失敗の原因は何だったんだろう?」 「次に成功するにはどうしたらいいのだろう?」 などが考えられましょう。 「この失敗の原因は何だったんだろう?」という問いで、「自責」で反省し、失敗から学び、自分の糧にすることができることでしょう。 「次に成功するにはどうしたらいいのだろう?」という問いでは、失敗からの学びを次に活かすために、欲しい未来に思いを向けることで、前向きな気持ちになれることでしょう。 昨日届いたメルマガ「人の心に灯をともす」に、「質問の質が、人生の質を決める」という、素敵なメッセージがありましたので、全文を紹介させて頂きます。 ---(ここから) 「人の心に灯をともす」 【質問の質が、人生の質を決める】No.221 世界No.1カリスマコーチのアンソニー・ロビンズ氏の心に響く言葉より… 「なんでこんなに気が滅入るんだろう」とか、「どうしてみんなに嫌われるのかしら」といった質問を投げかけているうちは、とても前向きには生きられない。 現状を打破するためには、「幸せで、人から好かれる人になるためには、どこをかえればいいのか」と考えなければならない。 このように、焦点(しょうてん)の当て方が変われば、一瞬で自分の感じ方を変えることができるのだ。 あなたにとって、絶えず自分に問いかけるべき質問とはどのようなものだろう。 私には、お気に入りの質問が二つある。 どちらもごく単純なものだが、苦境に立たされ、巻き返しを図ろうとする時にはいつも役に立ってくれる。 それは、「何かいいところはないか」と、「これをどう利用できるか」という質問だ。 どんな状況であれ、「何かいいところはないか」と考えるだけで、プラスの意味を見出すことができる。 また、「どう利用しようか」と考えることで、どんな困難も有益なものに変わる。 「人生で最低のことは何?」と言われると、くだらないことを訊くなと思いつつも、あなたは答えようとする。 そして、その質問が潜在意識に刻み込まれてしまうのだ。 それとは逆に、「人生で最高のことは何?」と言われれば、その答えを考えてるうちに、すっかり気分がよくなっていることに気付くだろう。 『一瞬で「自分の夢」を実現する法』(本田健)訳・三笠書房 アンソニー氏は、「適切な質問」が「黄金の答え」を引き出し、質問の質が人生の質を決める、という。 相手にひどいことを言われたとき… 「あいつはなぜ、あんなひどいことを言うんだろう?」ではなく、 「どんなことを言われても、ニコッと明るく対応できるにはどうしたらいいだろう?」 やることなす事が、うまくいかないとき… 「どうしてどれもこれも、うまくいかないんだろう?」ではなく、 「他になにかうまくいっていることはないか?現状の中でうまくいきそうなことはないか?」 大失敗をしてしまった時… 「なぜこんな失敗をしてしまったのだろう?」ではなく、 「この失敗から学ぶべきことはないか?」 人は、スポットライトを浴びせたところしか見ていない。 長所を照らせば、長所だけが見え、短所を照らせば、短所しか見えない。 まさに質問も同じで、どの部分を照らすかだ。 また、質問は生き方と同じで、その人の日頃の考え方や感じ方が出る。 前向きなのか、後ろ向きなのか、明るいのか、暗いのか、 感謝の念で生きているのか、ののしり、非難、中傷で生きているのか… 「質問の質が、人生の質を決める」 質問力を磨き、自分自身を高めたい。 バックナンバー http://bn.merumo.ne.jp/list/00564226 ---(ここまで) セルフトークの「質問の質」を高めて、「良い心の癖を付ける」ことで、人生の質を高めていきたいと、心を新たにさせて頂きました。 ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月22日 16時49分33秒
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