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カテゴリ:2006年ドラマ
こういうドラマを見ると、いつも
親や周りの人間の気持ちも考えてしまう。 親は、どんなに大変だったろうか、とか、周りの人間も大変だろう、とか。 そんな風に思ってはいけないのだろうけれども。 それがドラマ内の登場人物を含め、「健常者」と呼ばれる一般人の反応だろうな、と。 主人公の大竹輝明(草なぎ剛)は先天的な障害により、10歳程度の知能までしか 発達しなかった31歳の自閉症の青年である。 輝明の幼なじみで、動物園の獣医である松田都古(香里奈)に、輝明は、 動物園の飼育係をやってみないかと勧めれ、動物園で働くことになった。 一回目は、輝明の症状や家族の紹介と、物語の始まりである動物園での 仕事始めの様子に留まった。 「リンゴを2センチに切ってください」 と言われれば、スケールでピッタリ2センチにしないと気が済まない輝明。 「ここをホウキで掃いて下さい」と言われれば、どうなったら 止めても良いのか言われるまで掃き続ける輝明。 そして、不測の事態に対応仕切れない輝明。。。 一回目を見た限りでは、輝明には感情がない、同じ事を繰り返す人形のように見え、 ラストシーンも、都古の方が可哀想に思えてしまった。 自閉症と言う症状に何の知識も理解もなく、とまどうばかりの 動物園の人たちは、テレビの前の私そのものである。 彼らが、私が、輝明と言う人物の存在を得て、どのように変わっていくのか、 物語のキーは、そこにあるような気がする。 僕の歩く道 公式HP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年10月11日 01時33分48秒
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