アル’S　ＲＥ：ライフ

　監督：塩田明彦。キャスト：妻夫木聡、柴咲コウ、瑛太、杉本哲太、土屋アンナ、麻生久美子、菅田俊、劇団ひとり、きたろう、寺門ジモン、山谷初男、中村嘉津雄、原田芳雄、原田美恵子、中井貴一。

　ストーリーは、故手塚治虫氏の戦国時代をモチーフとしたファンタジーである。己の天下統一の野望のためにわが子の体の48箇所を魔物に与えた武将がいた。その子は、殺されるところだったが母の懇願により捨てられ（川に流され）、さらに呪医師に拾われ仮の肉体を与えられ育てられる。その後、彼は自分の体を取り戻すために魔物と戦う旅をする。その途中で、盗賊の少女と出会い共に旅をするようになる。
　
　原作の漫画にすごい思い入れがある人はここがダメだ。あれがイカン。などの批判があろうが、私の場合「どろろ」？そう言えばそんな漫画描いてたな。というレベルであるのでこの映画を観るまではどんな内容かすらあまり頭になかった。そのことはきっと幸いであろう。自然にこの映画を受け入れることが出来、楽しむことが出来たのだから。面白いし、よく出来ていると思う。実際にここ何週間か日本の映画興行成績第一位で推移している。