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賢治と農

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2020.12.16
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農産物を盗まれるというのは実にいやな、力が抜けるような、衝撃的な出来事です。この詩は、羅須地人協会時代の実際の出来事をもとにして書かれたと思われます。
また、この詩は「日本思想」「弥栄主義」に対して批判的な立場にあるようです。近年、国柱会関連から、宮沢賢治と国粋主義との関連を説く論調もありますが、この詩に関しては反対の立場にあるようで興味深いです。

#宮沢賢治 #羅須地人協会 #白菜 #盗まれた白菜の根へ #日本思想

(本文開始)

       一九二六、一〇、一三、

   

   盗まれた白菜の根へ

   一つに一つ萓穂を挿して

   それが日本主義なのか

   

   水いろをして

   エンタシスある柱の列の

   その残された推古時代の礎に

   一つに一つ萓穂が立てば

   盗人(ぬすびと)がここを通るたび

   初冬の風になびき日にひかって

   たしかにそれを嘲弄する

   さうしてそれが日本思想

   弥栄主義の勝利なのか







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最終更新日  2020.12.30 06:36:22
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