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2006.03.16
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カテゴリ:老人のつぶやき
今週の日経新聞夕刊の「駆ける魂」のコーナーでは、プロ野球現在巨人の
工藤投手の話題です。
入団した1982年からこれまで24年の軌跡を追っている。

小学生の頃からスポーツ好きで、1981年の夏の甲子園準決勝を
甲子園で見たのを記憶している。

報徳学園の金村(現野球解説者)と名古屋電気の工藤の試合。
金村はエースで4番、工藤はこの大会でノーヒットノーランを記録していた。
工藤のカーブはとにかく「切れた」。しかし、工藤ひとりで準決勝まで、
投げ抜いていたが、準決勝では疲れでカーブが曲がらず、精細を欠いた
ピッチングで気の毒だった。

さて、新聞の特集では、高校時代と入団直後の「地獄のようなトレーニング」
で、「基礎体力」がついて今に生きている、と語っています。
その練習漬けの日々がなければ、故障していただろうと。

ビジネスでも感じるころがあります。
労働基準法上はいけないのだろうが、当方、新卒で入社後2~5年目くらいに
朝まで仕事をして、年間残業1000時間くらいだったことがある。
若いから体力がついたが、とにかく疲労困憊していた。
でも仕事はたんまりある。朝まで仕事して始発で帰宅して、シャワー浴びて、
1時間寝て、また会社に行くなんてことをしたことがある。
あの日々は、今の「我慢」と「仕事の大変さ」を知ることに繋がっている。

少々嫌だからとかやりたくないからとかで、仕事を放棄したり、会社辞めたり
することなくこれまで来れたなあと思います。
面白くない仕事でも「面白くする方法」を知ったような気もする。

当社は今、「残業ゼロ」に向けて動いている。
若手社員は、「無理」することなく「我慢」することなく年を取っていく。
「踏ん張りの効かない」社員になりはしないかと心配ですね。
杞憂であればいいですが。

若いときにやっておくことの中にそんな「多少の無理」っていうものも
あるのかなあと思います。
ただでさえ、中年特に40代に入ると「我慢」が出来なくなる。
だから、そんな「我慢」を乗り越えて今を未来につなげられるように、
若いうちに準備しておく必要があるのだと思います。





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Last updated  2006.03.17 00:39:33
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