カテゴリ:老人のつぶやき
今週の日経新聞夕刊の「駆ける魂」のコーナーでは、プロ野球現在巨人の
工藤投手の話題です。 入団した1982年からこれまで24年の軌跡を追っている。 小学生の頃からスポーツ好きで、1981年の夏の甲子園準決勝を 甲子園で見たのを記憶している。 報徳学園の金村(現野球解説者)と名古屋電気の工藤の試合。 金村はエースで4番、工藤はこの大会でノーヒットノーランを記録していた。 工藤のカーブはとにかく「切れた」。しかし、工藤ひとりで準決勝まで、 投げ抜いていたが、準決勝では疲れでカーブが曲がらず、精細を欠いた ピッチングで気の毒だった。 さて、新聞の特集では、高校時代と入団直後の「地獄のようなトレーニング」 で、「基礎体力」がついて今に生きている、と語っています。 その練習漬けの日々がなければ、故障していただろうと。 ビジネスでも感じるころがあります。 労働基準法上はいけないのだろうが、当方、新卒で入社後2~5年目くらいに 朝まで仕事をして、年間残業1000時間くらいだったことがある。 若いから体力がついたが、とにかく疲労困憊していた。 でも仕事はたんまりある。朝まで仕事して始発で帰宅して、シャワー浴びて、 1時間寝て、また会社に行くなんてことをしたことがある。 あの日々は、今の「我慢」と「仕事の大変さ」を知ることに繋がっている。 少々嫌だからとかやりたくないからとかで、仕事を放棄したり、会社辞めたり することなくこれまで来れたなあと思います。 面白くない仕事でも「面白くする方法」を知ったような気もする。 当社は今、「残業ゼロ」に向けて動いている。 若手社員は、「無理」することなく「我慢」することなく年を取っていく。 「踏ん張りの効かない」社員になりはしないかと心配ですね。 杞憂であればいいですが。 若いときにやっておくことの中にそんな「多少の無理」っていうものも あるのかなあと思います。 ただでさえ、中年特に40代に入ると「我慢」が出来なくなる。 だから、そんな「我慢」を乗り越えて今を未来につなげられるように、 若いうちに準備しておく必要があるのだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.17 00:39:33
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