2008/09/20(土)12:14
「ふざけるな!解散」のお勧め
日本国憲法第7条
天皇は、内閣の助言と承認により、国民のために、左の国事に関する行為を行う
1.憲法改正、法律、政令及び条約を公布すること
2.国会を召集すること
3.衆議院を解散すること
以下略
これを根拠にして、内閣は衆議院を解散する実質的権限を持っています。
内閣の長である内閣総理大臣の「専権事項」と言われる由縁ではあります。
次に国会議員の職務を一切、遂行していない「国会偽員」の選挙運動共同組合である組織体の
組織図を掲載します。
自民党系暴力団組長:福田(6)
若頭:麻生(9)
特別顧問:森(13)・小泉(12)
自民党系公明組組長:太田(5)
自民党系町村組組長:町村(8) 参与:安倍(5)
自民党系津島組組長:津島(11)
自民党系古賀組組長:古賀(9)
以下の組は省略
( )内の数字は選挙当選回数です。
自民党の古賀選挙対策委員長は13日、福岡県みやま市で開かれた同党支部の会合で、次の衆院選について、「10月26日の可能性が強い」と語った。
会合の出席者が明らかにした。
与党は、11月9日投開票を軸に検討していた衆院選の日程を前倒しし、「10月14日公示―26日投開票」とする方向で調整に入っている。古賀氏の発言は、こうした動きを事実上、認めたものとみられる。
(2008年9月14日11時04分 読売新聞)
次に、北海道新聞9月19日朝刊から引用します。
自民党は18日、次期衆院選について「10月14日公示―26日投開票」で実施する方向で最終調整に入った。
衆院解散は代表質問最終日の10月3日となる見通し。
記事は公明党が11月9日投開票を主張しているため、
「自民党の古賀誠選対委員長は、16日、公明党の北側一雄幹事長と会談し自民党側の意向を伝えた」そして「最終判断を次期首相に委ねることで一致」
更に記事は「古賀氏は総裁選で最有力の候補の麻生太郎幹事長にこうした方針を伝えた」と続きます。
この一連の動きは、「憲法違反」行為であり、自民党、ではなく、「古賀氏たち」の陰謀ではなかろうか?
冒頭にあるように、解散に必要なのは「内閣の助言」であり「自民党、いや、自民党選挙対策委員長の助言」ではありません。
ここでいう自民党の「古賀氏たち」には、古賀(9)を始め、当選回数の多い森(13)、津島(11)などが含まれていると思われます。
自民党総裁であり、現職の総理大臣である福田(6)や麻生(9)幹事長は「蚊帳の外」ではあります。
構成図にありますように、安倍(5)や福田(6)は、自民党内では「ひよっこ」であり、総理大臣として担がれても、何の権限も与えられません。
「運動部」同様、当選回数が多いものが「先輩」であり、
「後輩」は、「先輩に絶対服従」しなければなりません。
更に内閣の会議である「閣議」にしても、中央官僚の最高位である事務次官の会議である「次官会議」で議決された「議題」を承認するだけのものに過ぎません。
これでは、総理大臣の地位など、まともな人間であれば「一年で投げ出し」たくなります。
確かに総理大臣の平均年収は5,141万円と高額ですが、役職のない国会議員でも平均年収は2,896万円ですから、これで充分で「食う」には困りません。
総理大臣は、国会で野党から攻め立てられ、24時間、マスコミに監視されていることを考慮しますと、
「一日も早く、楽になりたって、何もしなくても良い国会議員に戻りたい」と思うのは正直な心境であり、当然ではあります。
彼らは「政治家」ではなく「選挙運動屋」という商人に過ぎません。
さて、小泉(13)は、足掛け6年勤めましたが、これは「絶対服従しなければならない先輩」が少なかったのと、国民に対して「厚顔無恥」であったからであります。
ここで現職の総理大臣・福田康夫にお願いがあります。
彼は「他人事」ではなく「客観的に見る」ことが出来るそうです。
そうであれば、「10月3日解散、10月14日公示―26日投開票」を「他人事」として捨て去り、
「客観的に見て判断」して即日、例えば「ふざけるな!」「9月22日解散」を「天皇に助言」して欲しい、ということではあります。
これで「一年足らず投げ出した」ことに対する「多少の免罪符」にはなるでしょう。
「10月3日解散」となれば、衆議院議員全員にに10月分の歳費を税金で負担しなければなりません。
因みに歳費は「日割り計算」ではなく、「一日勤務」でも「月収約130万」となります。
「美味しい商売」ではあります。
ですから、「9月22日解散」にしますと、歳出の節減にもなります。
結果、福田康夫氏は、自民党からは「嫌われ」、選挙では「刺客」の挑戦を受けるかも知れません。
仮に「刺客」に負けても「ふざけるな!解散の福田」として名を残します。
そして、本当の「刺客」に狙われない程度の「回顧録」を書き、その印税で余生を送ってくださいませ。
この選挙では、一人でも多くの、本来の職務を全うする「衆議院議員」すなわち「政治家」が誕生することを祈念いたします。