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2007年08月13日
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カテゴリ:音楽

シチェルバコフ ベト1&3ピアノ版.jpg

ベートーヴェン交響曲第1,3番(リスト編曲ピアノ版) Naxos8.555354

シチェルバコフのピアノによるベートーヴェンの交響曲第1番ハ長調(リスト編曲)を聴いた。
先日同じ組み合わせで、田園交響曲について書いたが、リストはベートーヴェンの9つの交響曲全てをピアノ・ソロに編曲している。そして、シチェルバコフはそれを全部Naxosで録音している。

シチェルバコフの演奏は、第1楽章は導入のアダージョがかなりゆっくり、かみしめるように始まる。すぐにアレグロになり、溌剌としたテンポになる。生き生きして、爽快感がある。
第2楽章アンダンテはとても良いテンポ。優しく丁寧に弾いている。
第3楽章メヌエットはスフォルツァンドが多いところ。ダイナミックに弾いている。繰り返しばかりだが、全て忠実に繰り返している。
第4楽章アレグロは明るく溌剌と弾いている。多彩な表現が楽しめるが、あっという間に終わってしまい、もっと聴いていたいという感じである。

全体に明快なタッチで透明な澄んだ音を出している。とても真面目な演奏だと思う。

この曲は交響曲をピアノ編曲したための無理が少なく、ピアノソナタを聴いている感じだ。さすがはリスト。
ベートーヴェンにとっては初めての交響曲であり、もともとピアノソナタとの乖離が少ないのかもしれない。作曲されたのは1799~1800年。ベートーヴェン30歳の頃で、ピアノソナタ第11番Op.22と同時期だ。交響曲第1番はOp.21である。

さて、ついでなのでオーケストラ演奏もいくつか聴いてみた。

まずは、ワルター指揮のコロムビア交響楽団。ゆったりと始まるが、アレグロから迫力が出てくる。全体に溌剌としており、明るさがある。この曲は、旋律よりリズムが勝っている部分が多いが、ワルターが振ると、やさしさが感じられる。

ブロムシュテット指揮のドレスデン・シュターツカペレではメリハリの利いた豪快・雄大な曲になる。

スイトナー指揮のベルリン・シュターツカペレは流麗で滑らか。良く歌っていて、川の流れを思わせる。

クーベリック指揮のロンドン交響楽団は緻密な力演だ。響きが大変美しく、楽器間のバランスも良い。ところどころ田園風景を髣髴とさせるが、田園交響曲につながる表現なのだろう。ベートーヴェンらしさがにじみ出てきている。

ベートーヴェンの交響曲の中では地味な存在で、ぱっとしない感じだったが、いろいろ聴いてみるとなかなか味のある曲であった。

 






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最終更新日  2007年08月13日 15時19分54秒
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