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2007年12月31日
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カテゴリ:音楽
ベートーヴェン交響曲第9番『合唱付き』といえば、年末に欠かせない曲になっている。どういうわけか、私も聴きたくなってくるのが不思議である。
学生のとき、一度だけこの曲の演奏で合唱のテノールを歌ったことがある。それも年末だったから、そのせいかもしれない。
家中にある、第9のLPやCDを集めてみたら、10枚出てきた。


1.ブルーノ・ワルター指揮コロンビア交響楽団
 ウェストミンスター合唱団
 クンダリ(S) ランキン(A) コスタ(T) ウィルダーマン(B)
 録音:1959年(ステレオ)
 SONY

2.ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指揮)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ブリーム(S) ヘンゲン(A) アンダース(T) ヴァツケ(B)
 録音:1942年3月(ライヴ、モノラル)
 ANDROMEDA

3.オットー・クレンペラー指揮フィルハーモニア管弦楽団
 レーヴベリ(S) ルートヴィッヒ(A) クメント(T) ホッター(B)
 録音:1957年10-11月(ステレオ)
 EMI

4.ヘルベルト・ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン
 ドゥーゼ(S) シムル(A) シュライヤー(T) アダム(B)
 録音:1980年 ドレスデン、ルカ教会(ステレオ)
 Brilliant

5.オトマール・スウィトナー指揮ベルリン・シュターツカペレ
 ハヨーショヴァー(S) プリーヴ(A) ビュヒナー(T) シェンク(B)
 録音:1982年6月 (東)ベルリン、キリスト教会(ステレオ)
 日本コロムビア=ドイツ・シャルプラッテン共同制作

6.ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 トモワ=シントウ(S) バルツァ(Ms) シュライアー(T) ダム(Br)
 録音:1976,77年(ステレオ)
 DG

7.カルロ・マリア・ジュリーニ指揮ロンドン交響楽団
 アームストロング(S) レイノルズ(A) ティアー(T) シャーリー=カーク(B)
 録音:1972年11月(ステレオ)
 EMI

8.ヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
 ハーガン(S) ヴァルター(A) ビュヒナー(T) コヴァーチュ(B)
 録音:1982-1983 ドレスデン・ルカ教会(ステレオ)
 CAPRICCIO

9.レナード・バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団
 アーロヨ(S) サーファティ(A) ヴァージリオ(T) スコット(B)
 (C)1964年11月
 CBS

10.レナード・バーンスタイン指揮6カ国合同オーケストラ
 アンダーソン(S) ウォーカー(A) ケーニヒ(T) ローテリング(B)
 録音:1989年12月25日 東ベルリン、シャウシュピール・ハウス


さて、年末にはそのうち2枚しか聴けなかったが、それについて感想を書いてみる。

●ブロムシュテット指揮ドレスデン・シュターツカペレ
録音:1980年 ドレスデン・ルカ教会

ドレスデン・シュターツカペレの中低音が分厚い重厚な響きがすばらしい。テンポ設定が良く、好感度が高い。
第1~2楽章にかけて、ティンパニが大活躍し、迫力がある。第2楽章は特に、鋭いリズムがスリリングでわくわくするが、中間部のメロディアスな部分はとても丁寧に、美しく奏でられている。
第3楽章は落ち着いた、美しく深みのある演奏。大自然の美しさが音楽で語られる。田園風景に留まらず、心の中の広い世界をも感じさせてくれる。
後半のテンポが速くなるところはうきうきした楽しさもある。
第4楽章は気迫に満ちた演奏。オケは渾身の力で力演する。逞しく、輝かしく、美しい。
ソロ、合唱とも力演であり、まとまりが良く、感動的である。
ブロムシュテットの演奏は、音楽が導くとおりに演奏しているという感じがあり、作品の魅力が余すところなく伝わってくる名演だと思う。


●ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1982-1983年 ドレスデン・ルカ教会

上記ブロムシュテットの演奏と同じルカ教会での録音なので、響きの傾向は同様だ。
やはり、重厚な音。内声部が良く聴こえる。
1~2楽章のティンパニは強く明快で迫力がある。長いクレッシェンドで緊張を高めていくのが抜群にうまい。
2楽章ではコントラバスなど、低音楽器の動きが明瞭なのが特筆物。ベートーヴェン特有の大波が押し寄せる感じがとてもよく出ている。
第3楽章は遅めのテンポになっている。ゆったりと田園風景を描いてゆく。小川のせせらぎを聞きながら、田舎道を歩く気分が心地よい。
第4楽章は声楽が勝った演奏だ。ソロは皆、朗々と歌い、合唱も声高らかにのびのびと歌う。合唱が高い音を延ばす部分は天上の響き。
周到に組み立てられたドラマを見ているような緻密さを感じる。

全体に、興奮する演奏だ。管弦楽は、どの部分にも神経が行き届いた秀演である。しかしそれにもまして声楽が、ソロ・合唱ともピカイチである。第9に声楽を付けた意味が十分に納得できる演奏だ。






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最終更新日  2008年01月01日 00時22分05秒
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