そして今日も日は過ぎる

2004/12/23(木)11:39

SFホラーゲーム考察

廃人寸前ゲーマー呟く(330)

 ホラーゲームといえば、ゾンビ・怪物・心霊などをモチーフにしたゲームが想起されます。  それ故バイオや弟切草などはホラーゲームと称して皆が納得することでしょう。  問題はSFをモチーフにしたゲーム。  SFゲームであってもホラーゲームと呼ぶに差し支えないものがあるわけですが、どこまでをホラーゲームと呼んでいいのかで少し迷っています。  例えば、かなり古いゲームですが、『ジーザス』というゲーム。これなどは『エイリアン』をモチーフにしているように、閉塞空間で襲い来るモンスターから逃げるアドベンチャーなのでホラーゲームと呼んでも異論は生じないと思います。  ですが『閉塞空間』『襲い来る敵』の二つの要素があればホラーゲームとなるのか?  PS2の『フェイズパラドックス』などはジーザス同様ホラーゲームと呼んで差し支えないでしょう(怖くは無いけれど)。  ではFCディスクシステムの『デッドゾーン』は?確かに『デッドゾーン』もホラー的要素はありますが、しかしこれをホラーと呼んでいる人はあまりいないように思われます。  またFPS系の『スペースグリフォン』も閉塞空間で得体の知れない敵と戦うゲームなのですが、これはむしろアクションシューティングという感じなのでホラーゲームとは呼ばれないでしょう。印象としては勇壮で、恐怖よりも戦闘における興奮が優先しているというか。  同様に『ブレードランナー』をゲームにしたような『スナッチャー』にもホラー的要素はたぶんに含まれていますが、『ブレードランナー』がホラー映画等と呼ばれないように、『スナッチャー』をホラーゲームと呼んでも賛意は得られないでしょうね。  こうしてみていくと、SFゲームでホラーゲームであるためには、やはり恐怖的雰囲気というものが重要なのではないかと思います。そうして考えると、SFホラーとよべるゲームはきわめて少ないことになりますね。  そんななか、SFホラーと久方ぶりに呼べそうなゲームが発売決定されました。  NEBULA:ECHO NIGHTがそれです。ECHO NIGHTの続編でありますが、宇宙空間で悪霊がでるというちょっと変わったゲームになるようです。この作品には結構期待しています。

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