|
カテゴリ:歩く図書館と本の虫
剣竜@事務所です。残業が終わりましたので、そろそろ帰ろうかと思っています。
今年に入ってから、ほぼ毎日残業していますが、やるべきことがいろいろあってなかなか難儀なものですね^^;しかも、最近起案が遅くて・・・。 さて、今日は本の話題。 昨日ふと本棚を見ている時に、改めて自分の嗜好を確認したもので、なんとなく書いてみます。 前にも何度か書いたかも知れませんけれど、私は、様々なスタイルの小説の中でも群像劇物が好きでして、本棚にはそんなのばっかり並んでいますね。 そうするとやはり群像劇にあったジャンルである、SF・ホラー・ミステリー・時代小説で本棚があふれかっておるわけです。 今日は、そんな中から、特に個人的に気に入ってる本をピックアップしてみたいと思います。 優駿 宮本輝の作品ですね。 明確な主人公は一人ではなく、優駿=オラシオンに関わる様々な人たちがみんな主役です。 まさに典型的な群像劇。しかもその扇の要を、希望の象徴=オラシオンが存在するという構図も心地よいです。 他に特筆すべきはラストかな。こういうなんとも言えないさわやかさは良いですね。 スティンガー ロバート・R・マキャモンの作品。 飽きっぽい私が5回、私より飽きっぽい妹が3回読み返した屈指の名作。 サバイバルアクションホラーですが、これも典型的な群像劇。 マキャモンは本当、抜群に面白いので、ホラーは苦手だけどアクション好き、という方には是非ともオススメします。 ちなみに、マキャモンの最高傑作『スワン・ソング』は絶版です。ああ、復刊してくれないかな・・・。 徳川三国志 柴田連三郎の作品です。 この作品は、実在・同時期の存在した様々な剣豪の顔合わせも面白いですが、松平伊豆守が明確な主人公ともいえないような群像劇の様相を呈しています。 この作品では、由井正雪や、柳生十兵衛・柳生但馬守も良い味だしてますが、非実在キャラの忍者達の方が印象強いかな。 ブレインヴァレー 瀬名秀明の大作SF小説。 これは一応明確な主人公がいますが、やはり群像劇の色が濃いよなあーと思います。 個人的には瀬名作品で一番凄いと思いますが、難しすぎるからか世評は別れていますね。 PEも良いけど、こっちの方が面白いと思うんだけどなあ・・・。 IT スティーブン・キングの作品。文庫4冊の大作。 キングはもう群像劇書かせたら世界でも有数の名手ですよね。 彼の名作とされる作品には、他にもスタンドなどがあるのですが、やはりあらゆる意味でキングの代表作といっていいITを紹介することにします^^ ハイペリオン/ハイペリオンの没落 この二部作、SF最強の群像劇。 本当にめっちゃくちゃ面白いです。 でもあまりにも長いのが、紹介するのにちょっとためらいを覚えますね^^; お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/01/15 09:29:37 PM
コメント(0) | コメントを書く
[歩く図書館と本の虫] カテゴリの最新記事
|
|