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カテゴリ:歩く図書館と本の虫
接見から帰ってきた剣竜です。
事務所を出たときはそれなりに暖かくて、空も穏やかだったのに、被疑者留置先の警察署最寄り駅についたらざあざあ雨が降っていて、しかも寒いでやんの^^; それはさておき、久しぶりに本ネタです。 アイアン・サンライズ チャールズ・ストロスの長編SF小説です。 以前紹介したシンギュラリティ・スカイの続編ですが、話しとしてはこっちの方が分かりやすかったですね。専門語・造語の嵐も前作ほどではないですし。 次から次へとページをめくる魅力に溢れた逸品でしたが、前作主人公達と本作で正体が明らかになる某キャラの活躍を期待していただけに、少し肩すかしを食った気分かな^^; 順列都市 グレッグ・イーガンのハードSF小説です。この薄さならわざわざ上下巻にしなくてもよかったのではないか、とふと思いもしましたが、上巻と下巻でがらりと視点と物語の構成が変わるので仕方なかったのかも。 とにかく上巻は面白くてガンガン読み進められたのに、下巻は全然ダメでした>< 下巻で大きな意味を持つ、本作の肝、『塵理論』が良く理解できなかったんです。 今度もう一度挑戦しようと思ってます、この本。 利きジャケ 『大人のロック推進計画』で連載されていたヴィンセント氏の、ジャケットを『利く』コラム集です。さまざまな名盤のジャケットを見て、ヴィンセント氏が想像力の翼を延ばして好き放題書き散らしているのが面白い限りですね。 音楽好きの連中で集まって、同じ事をやったら面白いかもしれません。 超能力番組を10倍楽しむ方法 読んで字の如くですが、作者がと学会会長ですので、楽しみ方はもちろん・・・^^ 確かにこういう見方をすると大変面白く、超能力番組を見られるでしょうね。 ジャイアントロボ-地球が燃え尽きる日 原作・横山光輝、脚本・今川泰宏、漫画・戸田泰成。 スーパー横山光輝大戦などと呼ばれたこともある、横山光輝作品のキャラクター総出演のOVA『ジャイアントロボ-地球が静止する日』と同じ世界観を持つマンガ作品です。ただ、読んだ感じではOVAとはパラレルワールドになってるっぽいですね。脚本はもちろんOVAの監督。 出てくるキャラクター達は同じでも立ち位置が異なっている者もいるからです。 のっけからジャイアントロボとガイアー(出典:マーズ)が出てくるなど先を期待させる展開。どころか、『えーw』と思わず笑ってしまうような展開が素敵です。 1巻ではいきなり九大天王が勢揃いをするし、『我らがビッグファイア様』のお姿まで出てくる大盤振る舞い。それにしてもどういう話しになるのやら^^; 逆転裁判 監修・カプコン、原作・黒田研二、漫画・前川かずお。 カプコンの人気ゲーム、逆転裁判の漫画化作品・・・ですが、ゲーム扱った事件ではなく、オリジナルの事件に関してナルホドくん(成歩堂龍一)とマヨイちゃん(綾里真宵)の迷コンビがあたっていくという作品になっています。 原作がミステリー作家だけあって、事件がなかなか練り込んであって物語に引き込まれます。正直、物語にはあんまり期待していなかっただけに嬉しい誤算というか、これはいい人を担当にしたなあという感じがしますね。最初の事件は、裁判シーンがちょっとぎこちないけれど、これはそのうちこなれていくのではないかと期待させてくれます。 まだ話しの全貌が見えない第2話は、乱歩的な面白もある怪奇物の匂いがあって良い感じ。 ただ、ゲームがギャグに比重が置かれていたことからすると、ちょっとだけ重くて、『非逆転世界的』な匂いもするので、そこはファンの間で好き嫌いが分かれるかも知れません。 私は好きですが^^ 銀河英雄伝説1 黎明篇 創元SF文庫版です。徳間の新書版は全部持っていて、実家においてあるのですが、ついつい購入してしまいました。高校の頃はまったんですよねー。 今読んでもやっぱり面白いです。 ついでに実家に帰ったときに外伝の2巻と4巻を読んでしまいました^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/04/09 10:07:29 PM
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