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2007/04/26
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 剣竜@事務所、休憩中です。
 休憩が終わったらまた起案に戻ります^^

 それはさておき本題。
 今日は、昨日読み終えたアイラ・レヴィンの処女作にして最高傑作と言われる『死の接吻』についてです。
 アイラ・レヴィンといえば、他には『ローズマリーの赤ちゃん』や『ブラジルから来た少年』といった名作がありますね。
 『死の接吻』はミステリー物の範疇に入るのでしょうが、構成からして大変興味深い内容になっています。
 まず、第1章は、ある青年の一人称の物語。
 この青年が殺人を犯す訳ですが、そこに至るまでの経過が秀逸です。
 そして第2章は、被害者の姉が主人公となる犯人捜しの物語。
 第1章では犯人の名前が出てきていないので、誰が犯人なのかを探る面白さがあります。この主人公の姉が、探偵訳としては相当頼りないのですが、だからこそ最後の展開に思わず唸らせられますね。
 そして第3章は、全ての精算の物語。
 この三部構成になっているが故に、この『死の接吻』は、最後まで読者をつかんで離しません。また、犯人訳の青年をはじめ、多くのキャラクターの心理状態や考え方が書き込まれているため、よくいう『人間が描けている』作品になっていると思います。キャラクター達が記号ではないというか。
 いずれにしても、さすがに名作中の名作と呼ばれる作品だけあって、大変面白かったです^^





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Last updated  2007/04/26 07:02:10 PM
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剣竜@ パク・チャヌク監督作品 ocobaさんへ その2つの映画,評価高いよ…
ocoba@ Re:殺人の追憶(03/04) 韓国映画では、パク・チャヌク監督の「オ…
剣竜@ Re[3]:投票義務制の問題点(11/10) サムスさんへ いえいえあまりお役に立てず…
サムス@ Re[2]:投票義務制の問題点(11/10) 剣竜さんへ ありがとうございます!
剣竜@ Re:投票義務制の問題点(11/10) ありがとうございます。 随分昔に書いたの…

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