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カテゴリ:歩く図書館と本の虫
最近・・・でもないけど、読んだ本です。
反転 最近本屋で平積みになっていますが、詐欺事件で実刑判決を受け、上告中の元特捜部検事、弁護士田中森一氏の本です。 学生時代から検事時代、そして弁護士時代と自身の経験が語られている本ですが、まるで小説のようで、大変面白かったです。それくらい別世界の物語に読めます^^;同じ法曹界にいる人間とは思えないというか。 感染 仙川環氏の小説です。 『医学ジャーナリストが描く、迫真の医療サスペンス!』ということで、第一回小学館文庫小説賞を受賞した作品とのことです。 なかなかおもしろかったのですが、何より印象的だったのが、主人公をはじめとして好感のもてる人物が一人も出てこないこと。特に主人公が^^;でもそれが大変イイ味になっている作品ですね^^ 前田建設ファンタジー営業部NEO 大手ゼネコンの前田建設のホームページで連載されている、架空世界の建造物の発注を受け、これを前田建設(独力ではなく各業界の方々の協力を得て)が実現することができるのか、できるとしてその金額はいくらになるのか、といった見積書を作成するという内容を、登場人物の会話形式で書いていく作品を本にしたものです。 現在、前田建設のホームページでは第4段が連載中ですが、この本は第2段の『銀河鉄道999』の高架橋編。 いや、とにかく非常に知的好奇心をそそられる大変面白い作品でした。報道ではとかく悪役にされがちなゼネコンのイメージアップのために始められた(ちなみに例の前田建設の事件の前から連載されていたようです)企画のようですが、確かにこれを読んでいるとゼネコンのイメージは上がるのではないかな、と思いました^^ 笑うウィキペディア 疲れていて能動的な行為をしたくないときについついだらだらみてしまうウィキペディアの項目の中でも、笑える項目を取り上げた本。 やっぱり笑えて面白いですね^^ 宇宙はくりまんじゅうで滅びるか 山本弘氏の本です。タイトルに惹かれて買ってきてしまいましたが、内容的には、氏の書かれた各本のあとがきを集めたもの。そういえばこのタイトル『ぼく、ドラえもん』の1冊に書かれていた記事のものと同じですな^^; トンデモ超常現象レポート傑作選 と学会関連が続きます。 志水一夫氏の10年ぶりの単独本。志水さんの本って、情報が凝縮されているため濃厚なイメージがあって、個人的にはちょっと読みにくい印象があるのですが、この本もそんな印象のままの本でした。ただ、相変わらず内容は興味深いですね^^ なお、最後の皆神竜太郎氏との対談は読みやすい上に面白いです。 トンデモ日本史の真相 と学会関連続きます。原田実氏の本ですね。 と学会的偽史学講座というタイトル通り、日本の歴史における偽史関連の本ですが、これが大変面白い。私も聞いたことがあり、興味があった歴史に関する偽史関連の話も真相に迫っており、しかも筆致が明快で大変よみやすくとても面白い本でした。 毒のいきもの 『へんないきもの』のヒット以来、生物多様性に目を向けた本がさまざま出ていて、どれもこれもなかなか面白いのですが、この本もそんな一冊になるのかな。毒を有する生き物をピックアップした本です。 動物園をまるごと楽しむ本 動物は好きだけど、滅多に動物園にはいきません。 ただ、家から近い所にあるし、また行ってみたいなあという気がしないでもないので、買ってきました。これは大変面白い上に和める良い本ですね。 動物たちの写真もすばらしくあったかな気持ちになれることうけあい。動物園の裏側、飼育員さんたちの努力も垣間見え、知的好奇心も満たされました^^ 空想科学生活読本 柳田理科雄氏の新作です。 身の回りの道具の歴史を紹介し、その現在の進化を紹介し、最後に未来における道具の進化を考察するという流れの本ですが、これはとても面白く一気に読み切ってしまいました。 掃除機の項目がお気に入りです^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007/08/29 08:51:21 PM
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