トラウマソング~『日曜日~ひとりぼっちの祈り』~
以前UPした『チコタン』について色々調べていた際、見つけてしまいました。『チコタン』の作詞・作曲家が、『チコタン』に引き続き世に送り出した最凶のトラウマソング。。。その名も、『日曜日 ~ひとりぼっちの祈り~』(作詞:蓬莱泰三 作曲:南 安雄 1970年) 作詞作曲とも『チコタン』と同じ組み合わせです。衝撃の内容は『チコタン』をはるかに凌駕してます。この人たち。。。なにか小学生に恨みでもあるんでしょうか?一章 「朝」 お父ちゃん はよ起きやええ天気やで 青空やではよ起きなんだら こそばすでふとんめくるで 鼻つまむではよ はよ はよ起きいな日曜日やで 休みやでどっか連れてってえななあ なあ なあてお父ちゃん お母ちゃん お化粧まだかお弁当持ったで 服着たではよせなんだら おいとくで何にもせんかて きれいやではよ はよ はようしてえなどないしたかて いっしょやではよせな 昼になるやんかなあ なあ なあてお母ちゃん けど もう お父ちゃんいてへんお母ちゃんもいてへんけど やっぱり 日曜日の朝になったら繰り返すひとりぼっちの ひとりぼっちのぼくのひとりごとあっという間に いっぺんに車と一緒に死んでしもた衝突事故で 崖から落ちて死んでしもた ひとりぼっち ひとりぼっちそやから そやからぼくは ひとりごと お父ちゃん はよ起きやお母ちゃん お化粧まだかええ天気やで 青空やでお弁当持ったで 服着たで…… 微笑ましい日常からの急展開は『チコタン』と同様ですが、 本作、第一章からいきなり死んでしもたです!それも今回は両親です。 展開速すぎです。最後の下りなんか、悲しすぎです。。。 のっけから、このペース。この後、どうなっていくんでしょうか。。。二章 「街で」走る 走る 走る車 車 車日曜の交差点ぼくのまわり走る 走る 走る車 車 車乗ってるおっちゃん よそのおっちゃん笑ろてる 笑ろてる 笑ろてる探してるのやあらへんぞ退屈やさかい 見てるだけやわい食べてる 食べてる 食べてるカレー うな丼 スパゲッティデパート8階 大食堂みつ豆 お子さまランチ クリームパフェ食べてるおばちゃん よそのおばちゃん笑ろてる 笑ろてる 笑ろてる探してるのやあらへんぞ退屈やさかい 見てるだけやわい回る 踊る 走る回転木馬 ゴーカート モノレールデパートの屋上の広場回る 踊る 走るマジックガン ミニロケット乗ってる子 よその子笑ろてる 笑ろてる 笑ろてる前に乗ったわい なんぼでも前に乗ったわいうらやましいことなんかあらへんわい退屈やさかい 見てるだけやわいほっといてんか!何でや 何でやねんおったら いかんのか見てたら いかんのか何で 何でいかんのや! コメントのしようがありません。。。 悲しすぎです。。。つらすぎです。。。三章 「かえり道」遊んでる みんなが一緒に遊んでる かえり道 見て見ぬふりして まわり道そやのに みんなが追ってくる みんなの声が追ってくる「人殺しの子」「人殺しの子」「人殺しの子」「人殺しの子」違うわい 違うわい 違うわい ぼくのお父ちゃん ええ人やったわい 違うわい 違うわい 違うわい なんぼなと言え へっちゃらやわい 「人殺しの子」「人殺しの子」「人殺しの子」「人殺しの子」走りとないのに 走ってしまう 耳おさえ 目をつぶって 走ってしまう ああ・・・「人殺しの子」「人殺しの子」「人殺しの子」「人殺しの子」あほ ばか まぬけ 柿のへた あほ ばか まぬけ 柿のへた 前にビー玉やったのにチューインガムもやったのにマンガの本かてやったのに薄情もん! 裏切りもん! 「人殺しの子」「人殺しの子」「人殺しの子」「人殺しの子」走るな 走るな ぼくの足 歩け 歩け ぼくの足 プロレスみたいに 横綱みたいに 歩け 歩け 歩け 走るな 走るな 走るな 止まれ 止まれ 止まれ ぼくの足 走るな 走るな 走るな 止まれ 止まれ 止まれ 止まれお父ちゃん なんでなんでお酒飲んで運転したんや! 。。。人殺しの子。。。しかも16回。。。 むむむ?交通事故の被害者は両親だけではない?? 飲酒運転????? 。。。。。。あぁ。。。。。。車対車の衝突事故。。。 相手の車にも被害者が。。。もう、勘弁してください。。。四章 「てがみ」拝啓 こんにちは足のおけがはどうですかぼくは君とこの車に衝突さした人の子供です君はきっと怒ってはるやろと思いますぼくのお父ちゃんのことものすご 怒ってはるやろと思いますお父ちゃんが お酒を飲んで 追い越しなんか せなんだら君もひとりぼっちにならんで すんだんです足も怪我せんで すんだんですかんにん したげてくださいぼくのお父ちゃんをかんにん したげてくださいもし君が一生びっこになって働けんようになったらぼくが弁償しますうんと働いて お金をためてお金もあげます家もあげますごちそうもあげますきっと誓いますそやから どうか ぼくのお父ちゃんをかんにんしたげてくださいお願いします お願いします お願いしますさようなら 。。。頼む。。。何とかして下さい。。。 車2台の衝突事故。。。被害者4人。。。しかも、ともに両親。。。 イタイです。。。こんな展開。。。ありですか??五章 「おやすみ」ねんねころいちお父ちゃん寝たか 星からぼくが見えてるかお酒飲みなや おとなしいにしいや天の神さんに怒られるでねんねころいちお母ちゃん寝たか あんまりお父ちゃんいじめなやけんかしいなや 仲ようしいや天の神さんに笑われるでねんねころいち お父ちゃんおやすみ お母ちゃんおやすみ仲ようしいや 仲ようしいやそいで天国へ行かしてもらいやねんねころいち おやすみなさいまたあした……またあした…… もう、何も言うことありません。お願いですから、勘弁してください。。。この曲も『チコタン』に引き続き、1970年の芸術祭優秀賞を受賞したとか。トラウマソング2連発で、2年連続受賞です、この作詞家作曲家のタッグ。。。確かにメッセージ性は強いです。1999年の東名高速トラック激突炎上死亡事故が発端になった、危険運転防止法成立への流れを彷彿とさせます。確かに、この歌が作られた当時は、交通事故が社会問題化し、交通戦争とまで言われていた頃。社会への警鐘として、と言うのは分かります。でもですよ。。。でもですよ。。。。小学生に歌わせる必要がドコに??音源まだ見つかりません。ぜひ聞いてみたいです。情報お持ちの方、ぜひご一報を!でも、聞いたらブルーになりそうだなぁ。。。→→BLOGランキングはこちらから。クリックお願いします!←←