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カテゴリ:シンガポール面白情報
今、シンガポールが緊急事態に陥っている。
HAZE。 「ヘイズ」とはインドネシアのスマトラ島などでの 焼き畑農業や山火事の煙や排ガスなどの微粒子が、 南西のモンスーンによってもたらされる大気汚染のこと。 毎年この時期には必ず起こるのだが、 今週月曜(17日)から、このヘイズがひどくなってきた。 午後10時には、大気汚染基準指数(PSI)が155となり、 1997年のPSI226の次に酷いレベルとなったのだ。 翌日の新聞の1面にも大きくとりあげられた。 しかし、これでは終わらなかったのだ。 大気はどんどんと煙さを増し、視界は異常に悪くなっていく。 もちろん人体への影響もある。 ヘイズにより、目、鼻、のどの粘膜が刺激されるため、 目や皮膚のかゆみ、喉の痛みや咳、鼻水などの症状が現れるのだ。 テレビ画面には、ず~っとPSI数値が表示されている。 そして19日の午後9時、過去最悪のPSI290となった。 全ての窓を閉めていも、家の中まで煙ってくる。 臭いもひどい。 異常だ。 ところが午後10時には、なんとPSI321となり、 警戒レベルが、Hazardous Range(危険)となったのだ。 シンガポール政府もインドネシアに対して働きかけているが どのような対策をとるのだろうか。。。 そして今朝。 窓の外は、異常なほどに煙ったままだ。 対岸のインドネシアが見えないどころか、海さえ見えない。 すぐ近くの家々も見えない。 こんな状況の中、子供を外には出したくないが、 学校からは何も連絡は無いし、PSIは137と表示されているので いつも通りにスクールバスに乗せた。 新聞記事にも書かれているが、 例年、PSIが100を超えること自体、稀なのだが、 昨日は、終日100を超えていたのだ。 今日の午後、 中学部で‘進路説明会’が開催されたので出掛けてきた。 目や咽喉への違和感、胸やけのような感覚がある。 説明会終了後、校長先生より緊急連絡があった。 「午後1時に、PSIが371を表示しました。 今後もこのヘイズの状況が続くようですので、 明日、日本人学校は休校といたします。」と。。。。。 異常だ。 PSI371だって?! 自宅に戻り、PCでシンガポール政府のページを確認すると ・・・・・・・・・ 信じられない。 ヘイズの他にもPM2.5の影響も受けているいシンガポール。 酷い。 酷過ぎる。 過去最悪どころか、未だに数値が上がっているとは。。。 歴史上の一つの現象に存在しているのだろうが、 これは歓迎するべきものではない。 外に出ると、目の前さえも煙っている現在。 危険レベルとなっているので、 外での活動を制限する以上に、外出が禁止となる。 学校も、PSIが201異常になったら臨時休校となる。 この先、どうなるのだろう。。。。。。。 このPSIの数値は、3時間ごとの平均数値を表示しているので、 実際にはスポットで450を超えているらしい。 こ、怖い。怖すぎるぞ。 【おまけ画像】 四季の無いシンガポールだが、 四季を考えた場合、こうなるらしい。(笑)(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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