中学生が日常生活で考えていることを作文にまとめ、
社会に訴える「飯塚市少年の主張大会」が6日、
福岡県飯塚市飯塚のコスモスコモンであった。
市内12校の22人が夢や家族、LGBTQ(性的少数者)など
多彩なテーマで発表。
最高賞の市長賞には飯塚鎮西中1年の瀬野杏果さんが選ばれた。
大会は42回目で、NPO法人市青少年健全育成会連絡協議会が主催した。
瀬野さんは「夢実現 ドリーム・サポーターと共に」と
題した作文を披露。
社会には、夢を追う人に「無理だ」などと言い、
意欲を奪う「ドリーム・キラー」と呼ばれる人がいる一方、
夢を応援してくれた人たちの励ましを力に、
パイロットになる夢をかなえた人と出会った実体験を紹介。
精神科医になることが夢という瀬野さんは
「自分の周りの人の素敵な夢を応援する『ドリーム・サポーター』になりませんか」と会場に呼びかけた。
大会では、教育長賞に嘉穂高付属中1年の中村藍(らん)さん、
同協議会の理事長賞に庄内中1年の石橋凛香さんが選ばれた。
瀬野さんを含め3人は27日、コスモスコモンである県大会にも出場する。