道場での日々の気づき

こどもたちは、地域の小学校で

運動会が開催されたため、

土曜日の練習を日曜日の午前に変更して、

一般の部はいつも通りの時間帯で

練習をしました。

子供たちは残り１回の練習です。

（大会前日の土曜日は、

　１回ぐらいしかやるつもりはありません。）

日曜日の練習も７名で、

１０名そろって練習したのは、

数回しかありません、、、、心配です。

一般の部では、

体験入門の高校生たちが元気です。

９時３０分に練習が終わってから、

約３０分ぐらいサンドバックを蹴り続けていました。

しかも、定期試験の真っ最中で、

さすが水曜日は試験中なので休むそうですが、

とっても頼もしい子たちです。

（２回目の練習でサンドバックを蹴り続けるんですよ、、）



今日は、その子たちにも「調和」と言う事に

ついて話をしました。

道場の中にある「仁王尊」（金剛神）は

二体そろってこそ価値があります。

口が開いている阿形（あぎょう）像と、

口を結んだ吽形（うんぎょう）像で、

「阿吽」（あうん）の呼吸

（息がぴったり合った様子）と言われるように、

世の中では、対立しているように見える

二つのものの相互の働きかけ、調和がとても大切です。

対立しているものとは、

男と女、

自分と他人、

肉体と精神、

理性と感情、

執と離、

闘いと忍耐、

緩と急、

親と子、

疑と直、

謙と信、

上と下、

大と小、

攻撃と防御、

終と始、

力と愛、

剛と柔、

表と裏、

前と後ろ、

交感神経と副交感神経、

プラスとマイナス、

先生と生徒、

陰と陽、

およそ世の中のすべての現象は、

この対立したもの同士の相互の働きかけに

よって成り立っています。

調和が大事で、使いどころを間違えない

ようにしなければいけません。

自分の立場を大切にしながら、

相手の立場も理解して、

時には補い合い、

時にはぶつかりあい、

共に高い次元を目指すものでなければ

いけないと思います。