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一般の練習を開始してからの
最初の30分間は鎮魂行、準備運動を じっくりやっています。 そして、その時に、本来無意識に やっている「呼吸」を 意識してやることにしています。 鎮魂行では、腹式呼吸、 そして、準備運動の間は、 2テンポで鼻から「吸気」し、 ゆっくり動きながら 6テンポで口から 細く長く「呼気」をしています。 肺は不思議な臓器です。 人間には、随意筋といって 自分の意志で動かせる筋肉と 不随意筋といって 自分の意志では動かせない筋肉があります。 例えば、心臓や肝臓、胃などは自分の意志で 動かせたり、止めたりすることはできません。 手足は、自分の意志で自由に動かせます。 肺は、両方の働きを持った筋肉です。 自分の意志で止めることも、 激しく動かすことも、ゆっくり動かす こともできます。 しかも、寝ている間なども無意識ですが、 動いているので、不随意筋でもあります。 練習が始まった最初の30分間は、 この肺をずっと意識的に動かすわけです。 人は、疲れた時に、栄養を取るために よい食事をします。 また、十分休養をとるために いい睡眠をこころがけますが、 「いい呼吸」をしようとなかなか思いません。 でも、実は、この「いい呼吸」は、体にとって とってもいい事なんです。 「2テンポで吸って」「6テンポで吐く」呼吸は、 体に免疫力を増加させる力があると 言われています。 また、全身に酸素をいきわたらせることもできます。 この呼吸を、準備運動でゆっくり動く、 動作に合わせてすることは、 実は、素晴らしい効果がある事なんですね。 疲れているから少林寺拳法の練習を休むのでなく、 疲れているから練習に来る、 そんな道場にしたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月06日 16時37分51秒
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