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昨夜妙な嫉妬にかられたのはどうやら満月の仕業
ではあるまいか。(注:前日の日記参照) ちょっと前にテレビで細木数子女史がこう断言していた。 『女の人はね、月を見ちゃいけないの!』 その時は『ほお~』と聞き流していた。 彼女曰く、ちょっと落ち込んでいるとき、彼氏と些細な 行き違いがあった夜に女性が月(満月、三日月に関わらず) を『あらきれいだわ~』と見ると、月の不思議な力により 必要以上に感傷的になり情緒不安定になるのだそうな。 そういや、昨晩は曇りながらも満月だったので帰り道に 月を眺めてしまった。 ま、それが昨夜の焼きもちの原因とは思わないが、 月には不思議な魅力がある。 昔から月を題材にした音楽や話が多い。 満ちたり欠けたりする月は不思議な存在だったのだろう。 月に関する話だと日本なら『かぐや姫』が代表。 実は『かぐや姫』ってめちゃくちゃひどい話である。 竹の中から救出され育てて大事にしてもらい、 大きくなっては男性からチヤホヤされ、求婚されたら 無理難題を押し付け『持ってきたら結婚します』と 思わせぶりな態度をとり、毎日泣き続けるから年老いた 養父母をさんざん心配させた挙句、 唐突に『帰らなければなりません』と家出。 別れ際に養父母に不老不死の薬を与えて生き長らえさせる。 かぐや姫の思い出を抱えたまま不老不死となった養父母 の心境を思うと察して余りあるものがある。 その後の竹取の翁夫妻はどうなったのであろう。 なんちゅう酷い仕打ちや。 かぐや姫は稀にみるサディスティックな女である。 どうして、この残酷なヒロインの話がかくも美しい物語と して残っているのか。 それはやっぱり月の持つ魅力のせいなのだろうか。 月から来て月に帰っていくという幻想的な話が、姫の酷さ から目をそらしているのだろうか。 ところでかぐや姫って一体何しに来たんだろう… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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