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ポイ活女子のけっぱれな日々

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2019.08.04
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カテゴリ:読書

格差と階級の未来 超富裕層と新下流層しかいなくなる世界の生き抜き方 (講談社+α新書) [ 鈴木 貴博 ]
「富の格差」は今回の参院選でも争点ともなりました。
私は、この格差は政策の問題で、
再分配がうまくいってないのだろうと漠然と思っていました。
しかーし!
政策では対応できないトレンドなのだとこの本を読んで思えてきました。
この本は、「富の搾取」がどうして行われるに至ったのか。
狩猟民族と農耕民族の時代から、
歴史上自然の流れとして行われたことが説明されています。

「富の搾取」は、資本家が経営者や従業員から行うものだとしています。
現在の格差の拡大のキーポイントは
「グリーバル化」と「IT化」
にあります。
この2つのポイントにより、
中流階級とされる人たちの年収が下がってしまう。
それにより、富の格差が現代は広がっている。
ということのようです。

富の格差で衝撃的なデータがありました。
最も富の格差が広がっているというアメリカのデータです。
中流層の実質所得の中央値が日本円換算で
1978年には約530万だったのが、
2010年には約370万にまで下がってしまったというのです。
たとえば食肉加工工場で働く従業員は
約440万の年収だったものが、約220万に。
銀行の窓口で働くテラーの場合は
約310万の年収だったものが、約240万に。
って、真面目に同じ生産性で働いても、
給料今と昔で下がってるじゃん。。。

この理由が、先ほど挙げた
「グローバル化」と「IT化」
なのです。
資本家の視点に立つと、
「より低いコストで生産性が上がるところに投資する」
わけですよ。
そこで、人的資本の安い新興国やテクノロジーに投資します。
最初は工場だけだったのが、
やがて商品開発も海外の新興国に任せられるようになる。
そうなると、新興国の中流階級の年収が上がっていきます。
そして、新興国の中流階級の年収が増えると、
新たなマーケットが誕生し、またそこに投資される。
実際中国では、
2000年にわずか約100万世帯しかいなかった年収約390万世帯が
2010年には1100万世帯にふえ、
2020年までには約5600万世帯になると見込まれています。

恐るべし、中国のマーケット。。。
そりゃあ、こんなにお金使える人たちが増えて
マグロやコーヒーの美味しさを知っちゃったら、
マグロやコーヒーの価格は高騰するよね( ;∀;)
ついこの間、丸紅のコーヒー部門の人が
ニュースで嘆いていました。
ネットで注文しておいてコーヒーを取りに行くだけのカフェが
中国でめちゃくちゃ流行ってて、
このままいくと、温暖化で生産不足もあり
コーヒーが超高級品になってしまうとのことでした。
現在の外国人観光客問題も、
結局、急速に新興国の人で可処分所得が増えたことに端を発しているのかな。
そして、こんだけお金が新興国に流れれば、
そりゃあ同じことをしていれば、給料は下がる。
資本主義経済なんだから、これを止められはしない。

そこに、テクノロジーで人的資本がいらなくなる。
非正規が増えたのも、
共働きで女性がパートに出なければならなくなったこともあるけど、
元々正社員だった仕事がロボットやAIが変わるようになったから、
必要なくなってきた。
というのもあるのだろうとこの本で述べられている。

「グローバル化」と「テクノロジ」
これが現在の先進国の富の格差をもたらしていることは、
私も深く頷ける。

では、今後我々はどうすればよいのか。
ほとんどの人が、現在の非正規の方たちの年収になる可能性もある。
搾取される側にいる限り、搾取され続けるのだ。
そこで、資本家に回る…
という話なのだが、
その解決策もこの本は示してくれている。
気になる人は、ぜひ読んで参考にすると良いかもです。
私も1部分は実施していました!!

今後、老後に2000万必要といっていますが、
どんどん貯めるのが給料だけだと
難しくなっていきそうですね( ;∀;)





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最終更新日  2019.08.04 14:38:10
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