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テーマ:ジーコ日本代表(421)
カテゴリ:scene on blue
WEBでお世話になっている人のところを巡回していたら、今更目新しい情報とは云えないものの、見過ごし気にしないで居る事は出来ないものを目にした。
これは、その人が観てきた印象をお書きになったものを、更にあたしがWEBで又聞きならぬ盗み見たものなので、決して全て真実とは云えないかも知れない。 印象を聞いてそれに印象を持った話に過ぎない事を前書きとして述べておきます。 練習試合の前、控え室から真っ先に出てきたスタッフとジーコがピッチ上でリフティングなどをしながら選手が出てくるのを待っていた。 2日後にキリンカップを控え、その後直ぐにアウェーでのW杯最終予選2試合が続く上、先の試合に内容の益々見え難くなった負けかたをした、その我らが代表選手が、これから練習試合をするという、その直前の時間の事である。 ピッチに居る監督スタッフを先に送った選手はなかなか、なぁかなか、姿を見せなかったと、リポートを伝えてくれたその人が云う。 そして以下のような想像をしたと。 そこで何が行われていたか見た訳ではないが、大分経って選手が漸く出てきて、そして直ぐに試合が始まったのから、恐らくそこで今日の試合の細かい打ち合わせ・・・つまりは、どういう戦い方をするのか、どうやってボールを動かし責めるのか、どうやって守りの動きと人を配るのか、そういうチームとしての戦い方を皆で探し、確認していたのではないか。 だそうで在る。 あたしは、今日の新聞やWEBでの取材者のリポートで見る限り、概ねその人の読みが当たっていたんだろうな、と思った。 今までがそうだったので今現在でもその通りなのかは知らないが、ジーコは戦術などの細かい確認や指示などをするミーティングを合宿中にしないと云う。 それでも何とかインタビューなどで知ることの出来る指示らしきものというのも在るにはある。 「ボールをしっかり回してポゼッションを保ち、機を見て責め、そして確実な決定力を持ってシュートし得点する。あ、でも、ロングボールとかリスクを犯す様なドリブルでの突破などは出来るだけ控えて欲しい。」 ボールをしっかり回して回して回して高いポゼッションを保ち、じっくり相手の守備の綻ぶ時を待ち、そしてゴールを狙える時が来たら確実に決めて得点する----。 こんなのが簡単に出来ればどの国だって優勝できるだろう。 多くの人手っつーか、人の足だな、を経過してどんどん前に進んで飛び出したシンジがずばんと決めたイングランド戦の時のイメージは良い結果が出たが、今の日本の多くの場合は、繰り返し単調にボールを回している間に相手に取られるか、既にこの間に前線の守備が整ってしまい、センタリングの上げどころも見当たらなくなる。 当然相手の足や体にあたってコーナーを奪う機械も増えるだろうが、なんかコーナーでしかワクワクな得点チャンスは期待できないなぁ・・・・というゲームも多い。 点の入らなかった試合の後は、決まって「シュートの精度が 略」と云う監督が、シュートまで持っていく過程の指示を「慎重にパスを回して機を見 略」の一点張りで他の手を持っていないし認めないのだから、あながちこのジーコの苦言はポリシーに反してるものでもない。つまり、シュートの制度が高くないと勝てないサッカーをしているのだから。 でも、残念ながら、シュートを毎度確実に決められるチームというのはそんなに在るもんじゃないだろう。相手選手が皆マネキンか棒っきれならまだしも。 それに、とりわけ日本は昔からそうボカスカ得点を確実に決められるチームじゃない。そんな時代は一度だって無い。 だからこそ、今までは、相手がゴール前にずらりと揃わない時間を創出してゴールを目指す・・・・変化とスピードを利用した得点機を多く創出して、得点に結びつく方法を取っていたのではないだろうか? そんで、そういう変化やスピードは、日本の個性にもなっていた気がする。 そのチームの個性に、一番足りなかったのが強さや確実性だと云うなら、そこは向上させればいい。全部捨てることは無い。と、あたしは思う。 選手は、今のままでは勝てないと判っている。 だけど、ジーコが云うように、シュート練習だけすれば勝てるとは思っていない。 いないでしょ?流石に。 で、 「守りどころ、攻守のバランスや役割の確認、攻めの方法を、皆で決めよう。」 「よし。それが確認できれば後は遣るだけだ。取り敢えず戦えそうだ。」 「じゃぁ、こういう時はこうしよう。」 「こういう展開になったら誰々はこうで誰々は・・・・・。」 もし、その件のジーコリフティングタイムで必死にそんな話を選手が確認していたとしたら、どうだろう。 いや、こういう実際の場での選手同士の確認や意見の交換というのは、誰が監督でも在るのは知っている。 だけど、選手同士での確認や意見の交換「だけ」しか戦いに勝てる方式を持たないとは、どういうもんだろう。 監督いらなくね? 馴染みのサイトさんのリポートを読んで、リフティングする監督を他所に必死な顔してミーティングする選手の気持ちとはどんなもんかとあたしは泣きたくなったよ。 ええと、想像通りなら、あたしの入場料からジーコの年棒に流れている分のお金を今すぐ返してください。 明日国立に行く前に取立てに行って良いですか? それとも窓口で払い戻してくれますか? 今の日本代表には2001年の11月時点で代表に選ばれていた面子が多く残っているが、もし今、あの時と同じ面子を並べてイタリアと戦ってみても・・・・ あの時の様なサッカーは出来ないだろうね。 もし柳沢より確実に得点能力の在るFWが居たとしても、あのヤナギの様なゴールは出来ないだろうね。 なんなんだこれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 27, 2005 12:24:30 AM
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