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カテゴリ:読書日記
読み終わりました!
昨日のサッカー観戦で雨に濡れ、熱が出たのをいいことに(ーー;) 会社を休みました。 ほぼ一日寝ていたのですが、時々起きては読み、また寝てを繰り返し、 ついに読み終わりました。 公園巡りに疲れた主婦が仕事に出ることを決意し、 ついに採用されたのは、自分と同い年で同じ大学を出た 独身女性が社長をしている会社。 内気な主婦と外交的な女社長。 この社長の少女時代からの回想と、主婦の日常が交互に展開していく。 今や立場も環境も違う2人だけれど、 昔からそういう人生を歩むべく生きてきたのか。 男性なら就いた職業の差はどうあれ、 自分で働くことで生活していくので、 仕事と言う共通項があるけど、女性は違う。 家族のあるなし、社会との接点の差、 全く違う人生が広がる。 学生時代、同じように夢を語ったのに、 どうしてこうも違う人生を歩んでしまうのかと 思ったこともしばしばある。 「子どもがいない人にはわからない」 「働いたことのない人にはわからない」 立場の違う女性同士、口にしてはいけない言葉がある。 わからない世界だからこそ、理解しあわなければならないのに、 どうせわかってはくれないからと、自らが閉ざしてしまう。 この本の主人公2人もやはり同じ気持ちになり、 苛立ち、相手に失望したりもする。 それはどんな立場の女性でも、「あーわかるわかる」というもの。 主人公小夜子の言葉がとても印象的だ。 なぜ私たちは年齢を重ねるのか。 生活に逃げ込んでドアを閉めるためなのか。 最後に、小夜子が出した答えが気持ちいい。 明るい読後感のある小説だ。 女性にはもちろんおすすめだけど、男性にも読んでもらいたい。 特に小夜子のような幼子のいる妻を持つ男性に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年05月16日 22時02分47秒
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