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2005年05月31日
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カテゴリ:読書日記
最近、新書が元気いいですね。
新書好きの薀蓄女王としては、ちょっぴり複雑な気分。
本屋の新書コーナーに今まではそんな人がいなかったのに、
この頃は結構人がいて、なかなか本を選べない。むぅ~。

本日、会社帰りにこのタイトルに興味をそそられ、買ってみました。
副題が『身近な疑問からはじめる会計学』とあり、
会計のことをわかりやすく説明した本なのです。

まず、第一章は表題どおり。
住宅街を「た~け~や~さおだけ~」とアナウンスして回るさおだけ屋さん。
自分も含め、周りで買った人がいないのに、
商売として成り立つのだろうか?
この素朴な疑問を仮説を立てながら、解き明かします。
身近な言葉から、会計の仕組みがわかっていくというもの。
まだ一章しか読んでいませんが、面白い!です。

会計っていうと、どうも帳簿付けとか、損益計算書や貸借対照表とか、
経常利益がどうのこうの、純利、粗利とわけわからなくなるものを、
身近な視点からわかりやすく解説しています。
頭いいんだろうな、この人。

これは別に企業にお勤めする人ばかりじゃなく、
おうちの会計を預かる、そうお財布握った奥様にもおすすめです。
私もこれを読んで、お金と自分の付き合い方、お金を儲けるって
どういうことか、少しわかるようになれそうです。

かつて私が新入社員で入った会社で、
目からうろこの質問がありました。

あなたは、200円で180円の電車の切符を買った時、
おつりと切符のどっちを先に取りますか?

私は「おつり」を取ると答えた人間ですが、
「切符」を先に取る方が、本当の価値を知ってると言えるのです。
なぜなら、おつりは20円そのものでしかないけど、
切符は180円の価値があるのです。

会社で働くことはつねに利益を意識する=価値を意識して動くこと、
切符を先にとる社会人になりなさい、と。
もうかなり昔のことですが、今でも印象に残ってます。
そして、こういうわかりやすい例で、仕事の本質を教えてくれた、
会社にも感謝してます。
さすが、世界のTO●O●A(笑)

この本からも、この研修で言われたことと似た驚きがたくさん。

経済とか経営と書くと、それだけで及び腰になる人もいるかもしれませんが、
アレルギーをなくすためにも、是非一度お手に取ってみてください。

『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』山田真哉著 光文社新書700円






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最終更新日  2005年05月31日 22時55分22秒
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