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2006年02月15日
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カテゴリ:読書日記
下流社会『下流社会~新たな階層集団の出現』三浦 展著 光文社新書

はい、話題のこの本。読んでみました。

目次はこんな感じ。

第1章 「中流化」から「下流化」へ
第2章 階層化による消費者の分裂
第3章 団塊ジュニアの「下流化」は進む!
第4章 年収300万円では結婚できない!?
第5章 自分らしさを求めるのは「下流」である?
第6章 「下流」の男性はひきこもり、女性は歌って踊る
第7章 「下流」の性格、食生活、教育観
第8章 階層による居住地の固定化が起きている?

センセーショナルなタイトルとえぐい内容で売る、
光文社新書らしい本
でした。
言い切るには、アンケートのサンプル数少なすぎっ!
とはいえ、日頃から周りを見回すと、
2極化は進んでると思ってたので、
読んでも目からうろこな発見はありませんでした。

ただ、非常にイヤ~な気持ちになったのは、
下の階層の趣味で多いのは、スポーツ観戦。
おそらくJリーグなどを見に行くのだろう…

おそらくJリーグなどを見に行く…
おそらくJリーグなどを見に…
おそらくJリーグなどを…

なんでわざわざ
Jリーグと書くわけぇ?


…と変なところに反応してしまいました。

スポーツ観戦と、著者が書く下流男性はひきこもりとは、
逆のところにあると思うんですけどね。
また、海外サッカー観戦なんてする人も少なくないんだから、
決して下流の趣味とは言い難いんですが。
音楽鑑賞も上流オペラ、下流はロックときめつけるし(苦笑)

ただ、本書でうなずけるのは、
第5章 自分らしさを求めるのは「下流」である?

中高生あたりに言ったら、
「これだから大人は」とふてくされそうですが、
社会に出ると本当に、「個性」と「自分のアホさ」を履き違えてる
バカが少なくない。

自分らしさなんて、外見やとっぴな言動から来るものではなく、
その人が作り出した仕事や成果に現れるんですよね。
もうやめちゃいましたが、会社で、
「自分~敬語とかって、自分に嘘ついてるってゆーか、
 自分らしさを殺してるようでやなんすけど」
という若者がいました。
1年ごとに部署を転々として、仕事のスキルがつみあがらず、
同期とどんどん差がついてしまいましたけどね。

また、第7章の「下流」の性格にもうなずけました。
コミュニケーション力と依存心の有無が、
上流・下流を分けるとも。
これも周りを見回すとよーくわかります。
コミュニケーション能力とは、
初対面の人ともすぐに打ち解け、話が出来る人。
これって、相手の気持ちや状況を察しないとできないので、
やはり頭の回転のよさもあるんでしょうね。

やたら表やグラフが多い本ですが、
有効サンプル数が少ないのでそこは飛ばしてOKだと思います。

もし興味があればご一読ください。

これって、「下流」って定義づけられてる人は、
読まないんだろうな~。





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最終更新日  2006年02月16日 00時24分01秒
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