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テーマ:サッカーあれこれ(19787)
カテゴリ:読書日記
『下流社会~新たな階層集団の出現』三浦 展著 光文社新書
はい、話題のこの本。読んでみました。 目次はこんな感じ。 第1章 「中流化」から「下流化」へ 第2章 階層化による消費者の分裂 第3章 団塊ジュニアの「下流化」は進む! 第4章 年収300万円では結婚できない!? 第5章 自分らしさを求めるのは「下流」である? 第6章 「下流」の男性はひきこもり、女性は歌って踊る 第7章 「下流」の性格、食生活、教育観 第8章 階層による居住地の固定化が起きている? センセーショナルなタイトルとえぐい内容で売る、 光文社新書らしい本でした。 言い切るには、アンケートのサンプル数少なすぎっ! とはいえ、日頃から周りを見回すと、 2極化は進んでると思ってたので、 読んでも目からうろこな発見はありませんでした。 ただ、非常にイヤ~な気持ちになったのは、 下の階層の趣味で多いのは、スポーツ観戦。 おそらくJリーグなどを見に行くのだろう… おそらくJリーグなどを見に行く… おそらくJリーグなどを見に… おそらくJリーグなどを… なんでわざわざ Jリーグと書くわけぇ? …と変なところに反応してしまいました。 スポーツ観戦と、著者が書く下流男性はひきこもりとは、 逆のところにあると思うんですけどね。 また、海外サッカー観戦なんてする人も少なくないんだから、 決して下流の趣味とは言い難いんですが。 音楽鑑賞も上流オペラ、下流はロックときめつけるし(苦笑) ただ、本書でうなずけるのは、 第5章 自分らしさを求めるのは「下流」である? 中高生あたりに言ったら、 「これだから大人は」とふてくされそうですが、 社会に出ると本当に、「個性」と「自分のアホさ」を履き違えてる バカが少なくない。 自分らしさなんて、外見やとっぴな言動から来るものではなく、 その人が作り出した仕事や成果に現れるんですよね。 もうやめちゃいましたが、会社で、 「自分~敬語とかって、自分に嘘ついてるってゆーか、 自分らしさを殺してるようでやなんすけど」 という若者がいました。 1年ごとに部署を転々として、仕事のスキルがつみあがらず、 同期とどんどん差がついてしまいましたけどね。 また、第7章の「下流」の性格にもうなずけました。 コミュニケーション力と依存心の有無が、 上流・下流を分けるとも。 これも周りを見回すとよーくわかります。 コミュニケーション能力とは、 初対面の人ともすぐに打ち解け、話が出来る人。 これって、相手の気持ちや状況を察しないとできないので、 やはり頭の回転のよさもあるんでしょうね。 やたら表やグラフが多い本ですが、 有効サンプル数が少ないのでそこは飛ばしてOKだと思います。 もし興味があればご一読ください。 これって、「下流」って定義づけられてる人は、 読まないんだろうな~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年02月16日 00時24分01秒
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