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2009年05月26日
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カテゴリ:読書日記
何をやってもうまくいかない、
自分には才能がないんだと思ってしまう、
自分より人がはるかにすぐれて見える…
そんな人にはぜひ読んでもらいたい。

この世でいちばん大事な「カネ」の話

この本は、「よりみちパン!セ」という青少年向けに書かれたシリーズのひとつ。
私的にはこの本のサイバラは白西原だ。

この本の中で、西原は真っ正直に金のことを語っている。

生まれる場所を人は選ぶことはできない。
だとしたら、ねえどう思う?
人って、生まれた環境を乗り越えることって、
本当にできるんだろうか。


西原の半生と金にまつわる話で構成されている。

自分で「カネ」を稼ぐということは、
自由を手に入れるということだった。


あ~、これは自分も実感。
うちの父はすぐに「俺が食わしている」という人だったから、
扶養家族の頃はこれを言われるとぐうの音も出なかった。
自分で稼いだ金だから、その金で遊ぶのは楽しい。
自由は孤独と引き換えに得るもの、
自由は自分で稼いでこそ得られるものなんだ。

そして、落ちこぼれだった美大時代、
「最下位による最下位からの戦い方」
西原は、こう言っている。

最下位の人間に勝ち目なんてないって思う?
そんなの最初から「負け組」だって。
目先の順位に目がくらんで、戦う相手を間違えちゃいけない。

たとえ最下位だろうと、どこがどう最下位なのか、
自分のことをちゃんとよくわかれば、勝つ目は必ず見えてくる。

自分の得意なものと、自分の限界点を知ること、
「それならここで勝負だ」ってやりたいこと、やれることの着地点を探すこと。


なんかちょっと今のレイソルの状態と照らし合わせちゃう。
今の自分たちのできること、得意なことがわからず、
できないことを無理にやってみて自信をなくしていってるような。

そして、さらに、

マイナスを味方につけなさい。
今いるところがどうしても嫌だったら、絶対に抜け出すんだと心に決めよう。
そして運良く抜け出せたら、あのつらい場所にだけは絶対に戻らないって、
そう決めなさい。


これって、危機感なんだろうな。
危機感を感じてガチガチになるのは困るけど、
2005年、2006年の環境に戻りたくないでしょ?
ロッカー・ルームがコインロッカーだったり、
シャワーが水だったり、そんな環境でやりたいの?
嫌でしょう? 
ファンのため、お客さんのためなんてきれいごと言わなくていい。
いろんな意味で厳しい環境でプレーしたくないでしょ?
もっと上を目指したいでしょ?
(決して馬鹿にしているわけではございません。
 その環境でプレーされてる方々には敬意を表します。)

そしてさらに、西原はかく語りき。

自分の中の「ダメなところ」をそんなに恥じることはない。
肝心なのは、駄目になったら、そこからどう切り返すかだ。


うん、まったくそのとおり。

さらにさらに、

お給料が結構もらえる仕事はガマン料も含まれている。
けど、自分が稼いだ「カネ」は誰かに喜んでもらえた報酬なんだ。
そう実感することができたら、それはきっと一生の仕事にだって、
できると思う。


選手はやじられたり、実名で悪口や批判をされたり、
気に食わない人とも喋ったり、写真を撮ったり、
いろいろ我慢をしてると思う。
けど、その分、そのプレー一つで多くの人を喜ばせる稀有な仕事。
そして、日本で何人もの人が慣れる仕事ではない。
お医者さんや弁護士よりも少ない、努力だけではなれない仕事。

夢をかなえている分、見ている人にももっと夢を与えてほしい。
リーグ戦再開までの期間で、もがいてあがいて立ち直って。
どんなになってもレイソルってクラブが好きなんだよぉぉ。





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最終更新日  2009年05月27日 01時39分03秒



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