ついにTV出演?…うそうそ、公現祭です。
世界遺産、リマのアルマス広場集まる民衆たち。 その中に、怪しいサングラスの女!かえるだ! 事件?事故?それとも芸能人でもいるのか?かえるが見つめるその先にいたものは…時代がかった衣装の3人のおっちゃん、じゃなかった三賢者でした。そう、この日1月6日は「Los Reyes Magos」、東方の三賢者、もしくは三博士が救世主の誕生を知り、幼子イエスの誕生を祝うためベツレヘムを訪れた日、公現祭です。カトリック信者の多いペルー、リマでもお祝いをするというので、突撃取材に行って参りました。アンデスの衣装を身につけた子供たちが一緒に行進してくるところがペルーらしくて好きだな~公現祭は、三賢者が幼子イエスに贈り物をした事から、子供たちにプレゼントをあげる日にもなっている。市庁舎内では、こうして子供たちにお菓子が配られていたらしい。スペインでは、この日にプレゼントをあげるのが伝統的だとか。ペルーの場合、プレゼントはクリスマス前にあげて25日の午前零時のお祝いと共にプレゼントを開けるのが一般的、公現祭はロスカを食べるだけ、もしくは何もなし、というのがほとんどのようだが、こうしてリマ市と国家警察が協力してイベントをするのはとてもいい事だと思う。リマ市庁舎前に到着した三賢者。イエスの生誕を祝って、乳香、没薬、そして黄金を贈る。市庁舎の2階バルコニーには、三賢者と聖マリア、夫ヨセフ、そして生まれたばかりのイエスの人形が設置されている。 「ふぁ~ 疲れた~」と子供たち。大人の都合に付き合わされてるんだから、そりゃ退屈だよね。おもむろに出てくる怪しい教会関係者。ここでなんと、人形を本物の赤ちゃんにすり替え!さすが女の子たち。さっきまで退屈そうだったのに、本物の赤ちゃんになったらちゃんとお世話してました。ここで登場、リマ市長、ルイス・カスタニェーダ!いつもこんなカジュアルな格好してる彼、パフォーマンス上手で、人気もあるよう。日本で「アルカルデ~!(市長)」ってみんなから声をかけてもらうような市長って、いる?(あ、宮崎の知事ならありですかねぇ?)そして三賢者も登場です。さあ、役者は揃った!「この幼き王に幸多からん事を!」拍手が一段と大きくなる瞬間。報道カメラ、多すぎ~!幼子イエスを抱くMelchor(イエスに黄金を贈った)。ちなみに向って右の黄色いマントの人が、Gaspar(没薬を贈った)、左の肌の黒い人がBaltazar(乳香を贈った)。彼らは警察官です。赤ちゃんを抱き上げる市長の手つきの危なっかしいこと!いやー、完全に幼児虐待?そう言えば昔、マイケル・ジャクソンが窓から赤ちゃん出して大騒動になったっけ…そしてみんな退場。一体誰が主役なんだか…(苦笑)とまあ、約1時間ほどのイベントでした。「リマじゃ6日は特に何もしないわよ」「クリスマスリースを片付ける日ね」と、これくらいしか聞いていなかったけど、なーんだ、いろいろあるじゃん。私はキリスト教信者でもなんでもないけど、どんな名目であれ、人々が集まって一つの方向を向いて楽しめると言う事はすごくいいと思う。人間、拠り所ってのが大事なのよね。この後しっかりビール飲んで帰りました。いやー、楽しかった♪またセントロから、かえるが中継致します!~~~~~またまた追加でお知らせ~~~~~あそびすとさんに「メタボに糖尿、なんのその。ペルーの聖夜は甘い甘い夜」を掲載して頂きました!どうぞご覧くださいませ♪