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カテゴリ:携帯な日々
10月15日金曜日10時から14時 中村柾子先生 青山学院女子短期大学 「乳幼児期の発達の援助の在り方(絵本が子供の発達にもたらす役割を中心として)」 ○絵本の意味、他のメディアとの違い ○どんな本があるのだろう ○どんな読み方をすればいいのだろう ○どんな絵本を選べばいいのだろう ○物語絵本が大好きになった幼児に ●1歳まで、「もの」絵本。 その子の絵本の見方に合わせた読み方が必要。だから、好きなとこだけ、読む、飛ばして読む、途中で飽きる、、、。それでいい。そこで「おしまい」にしてあげる余裕を持つ。絵本を読むという概念は捨てる。 「もの」と自分の体験を行ったり来たりする。 ・車、食べ物、動物、身の回りの人や物を描いた本など ● 2歳まで、変化を楽しむ(いないいないばあ)、かかわるあそび(関連性)、ページをめくる楽しさがでてくる。短文で、美しい言葉で表現された物語。生命力、エネルギーが発散する時期。破壊、ごっこあそびは絵本化してあそぶ。 ・たまごのあかちゃん、いないいないばあ、おつきさまこんばんは、 ●3歳まで、いよいよ絵本の世界の楽しさを知る入口。大切な時期。絵本の世界の黄金期。絵本の「出会い」は楽しいものでないといけない。その後の成長に大きく左右される。汚い、怖い言葉が好き。言葉の響き。歌、まね、みたて遊び。怖い、残酷な絵本特に昔話は大切である。「じっとして聞くなんて無理、良質な絵本を選び、絵本は楽しいものだと感じてもらう」気になる絵本について。くさい絵本。一歩間違えば、絵本嫌いな子に、、、、。昔話、自分に置き換える、「うそ」もほんと ・おおきなかぶ、もこもこもこ、ころころころ、もけらもけら、 ● 4、5歳まで絵本の世界を知ることで、さらに幅広い絵本に興味を持つ。 科学絵本、図鑑。 点でしかない言葉、物を広げて行く楽しさ。見えない成長(こころ)を大切に。自分の好み、印象で絵本は選ばない。 ・さんびきのやぎのがらがらどん、ぐりとぐら、しょうぼうじでょうしゃじぶた、昔話、イエペはぼうしがすき、 ・はじめてのおつかい、ピーターのいす、ひとまねこざる、 ● 5歳から、子供に分かりやすい内容の実用書。ナンセンス絵本。自分が好きな絵本ではなく、一歩その溝を超えて、絵本を選ぶことが、「子供理解」につながり、自分自身も広がる。おとなは、とかく、反応を知りたがる、感想を求めるのは慎重に。また、絵本に答えを求めるのも大人の悪い点。「子供にいい本」と思っても、子供はそう思っていないこともある。 ・エルマーの冒険、ごろごろにゃーん、ふしぎなナイフ、いしになったかりゅうど、うそつきのおうさま、 子供一人一人の側面を絵本を通して一緒に楽しむ。そうすることで、子供は自然に自ら考え知恵を働かす。 といったところで、我が家は、グリム童話が流行中。3年生にもなる息子が、「意外と怖いね、、、」って。だって、殺す、死んだなんて言葉がごろごろ、、、。でも、絵本を読み終えたときに言う魔法の言葉、「お・し・ま・い」これがあるから、ぷつんと絵本の世界から戻ってこれちゃう。 だから、こわくても、毎日読んでって来るんでしょうね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.19 18:04:37
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