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今年に入って読んだ本の一つ「小津安二郎 晩秋の味」 序文にはこうある。 「映画関連の書籍が増え続けている中、日本の映画監督なら小津安二郎に関するものが一番多いのではないだろうか。映像から、主題から、生涯から、俳優から、…」 なるほど、、自分も過去様々な小津関連の書籍は読んできた。 この本の著者尾形敏朗氏は1955年生まれとのことなので、小津安二郎に対して所謂リアルタイムの人ではない。 出版されたのも2021年10月なので割と最近である。 しかし、小津個人の日記(特に晩年)や当時の身近だった人々らの細かい証言、またそれを基にした著者の考察によって、晩年の小津の人間像に対して赤裸々なまでに肉迫していた。 第二次大戦の従軍、そして従軍中同志であった山中貞雄の死。それらが影を落とした戦後の映画監督としての実像。 今まで読んだ小津関連の本とは明らかに違っていた。 しかし、小津安二郎は60歳(還暦)の誕生日に亡くなっている。 50代後半にはもう「晩年」だったわけだ。 そう言っている自分(石原謙)はと言うと、 もう還暦は目前なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
人間って世代を遡るほど年齢とやり遂げた事とのギャップに驚く時があるような気がします。。
ドラケンさんはもうすぐお誕生日ですね! 還暦の次はロックですよー(*^^*) (2023.06.09 01:51:09)
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