小学校2年生の、たくにい。
今日から来年2日まで、初めて1人でお泊りする。
小学5年の兄ちゃんが、中学受験をするために
いつもは年末年始、福岡に帰省するのを、
今年は中止した。
それを聞いた叔母のひらりん*(つまりワタシ)
「たくにいだけでも、来てみる?!」
声をかけたことから、すべては始まった。
いとこである、ゆるるとちいは、カレンダーの日にちを数えては
たくにいが来るのをそれは楽しみにしていた。
叔父(ひらりん*パパ)の東京出張と運良く重なり、
今日、たくにいは、やってきた。
自分が入ってしまいそうなくらい、大きなリュックを背負って、
にこにこのたくにい。
ごった返す福岡空港で、ゆるるとちいが出迎える。
家に向かう地下鉄の中でも、
お風呂の中でも、
子供達の笑い声が絶えることはなく…。
年末年始を、家族と離れて過ごさせること。
それを言い出したにも関わらず、
少しためらいもあった。
義兄や義姉からは
「いい経験になって、
きっと本人にも忘れられない思い出になるはず!
ありがとね~!!よろしく!!」
と言われている。
しかし。
行きの飛行機の中で、たくにいは緊張のあまり、
吐いてしまったらしい。
パパさんいわく、実は空港でも少し涙をみせていた。
さらに、夜、ゆるると寝ていたが、
何度か鼻をかみたいと起きてきて…
そのうち、部屋からすすりなく声が聞こえた。
あわててパパさんが飛び込んでいき、だっこして、お話をした。
パパさんも小さい時、
親戚のおうちにお姉ちゃんとお泊りに行って泣いたこと。
そしてどうしても我慢できないなら、いつでも飛行機にのせて
おうちに連れて帰ってあげること。
一人で泣かないで、ひらりん*に「さびしい!!」って
遠慮しないでいうこと。
たくにいは大きくうなづいて、
「みんなでくっついて寝てもいい?」
といい、3つのシングルのお布団に
5人でぎゅうぎゅうで寝ることになりました。
今、たくにいは、パパさんと、ちいにはさまれて
いびきのハーモニーを奏でながら熟睡中。
生まれたときから知ってるたくにい。
大きくなったなと思いつつ、
そんな可愛い一面と、
おうちで愛情たっぷりに育てられているんだということを
再認識できて、
幸せな気持ちになったのであった。
年末年始、ひらりん*家にとっても、たくにいにとっても、
楽しいものにしたい。
おじいちゃんちには、30日から遊びに行く予定だ。