三十路の大学院生はっしーの研究日記

しばらくぶりによく眠れてすっきりと目覚めた。さらに朝、部屋にうれしい電話がかかってきて、気分よく仕事に出かける。

今日はこれといって喫緊の仕事がなかったのと、父と番頭さんふたりによる会議の日だったので、財務ソフトやエクセルをかたかた走らせて勝手に会議資料を作って提供。売上と、売上総利益と、人件費にスポットを当てて単純な分析をした。結果をグラフにして父に渡したら満足そうな顔をしていたのでよかった。

どれだけ人件費が効率よく売上総利益を産み出しているかをみようと、各店舗の売上総利益を人件費で割って比率を出してみた。その数字を番頭さんに見せたら、もと大企業の企画マン（いわばプロですな）である彼から、「反対に人件費を売上総利益で割ってパーセンテージにするほうが一般的だよ。それが労働分配率という指標だよ」と教わり、なるほど！　この指標はアカウンティングで習わなかったので初めて知った。いい勉強。売上総利益（売上マイナス売上原価。仕入れたお肉や食材を、加工して店頭に並べるといううちの店のイメージだと、各店舗が産み出す「付加価値」と言ってもいいかな？）のうち何パーセントが人件費で食われてしまうかを、パーセンテージで店舗別にわかりやすく比較できる。あ、この店のほうがこの店より人件費が割高なんだ、とか簡単に言うことができる。そこから、「なぜだろう？」「割高の店は、割安の店並みに低く抑えられないだろうか？」などと考えていくと面白いけれど、現場をあまり見ていないのでそこまでできない。ま、焦る必要はないけど。

5時にオフィスを出るとちょうど、大相撲中継のいいところを帰ってから見ることができる。今日はいい相撲が多くて、楽しめた。