仕事で、ちょっとした行き違いで、業者に経費の支払が遅れるという事件があった。その取引先から今日、店舗に二度、僕のいる事務所に三度も催促の電話があった。たまたま僕の出社時間と合わなくて、電話に出るのが遅くなってしまったんだけど。まあ、売掛金の回収は、キャッシュフローを改善するために必須なんだけど、単なる手違いであって、払えなくて(あるいは払いたくなくて)払っていないわけじゃないのに、痛くもない腹を探られるのはものすごく気分が悪い。そもそも、請求書は僕のいる事務所に送るように言ってあるのに、それを守らず店舗に送った向こうの間違いでもあるのだ。聞くと、この業者は営業のときもゴリ押しが目立ち、感じが悪いという。
ときどき、この手の、ほかの業者と明らかにカラーの違う、へんにアコギな業者に出くわすことがある。おそらくそういう会社は、個々の営業マンに売上やら、代金回収やらのノルマが厳しく課され、その達成率が人事考課や賃金にも影響するようになっているんだろう。結果として顧客の心証を害し、業績に負の影響を及ぼしているケースが意外と多いんじゃなかろうか。
昔グロービスでHuman Resources Managementの授業を取ったときにも、「時間当たり売上」で売り子を評価して副作用に苦しんだ百貨店・ノードストロムのケースをやったことがある。あのケースは、機械的な労務管理に従業員が反発して労働争議になったんだったよな。人事制度ってほんと、正解がなくて難しいなと思う。
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Last updated
2005年02月04日 22時43分31秒
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